記事「小説」 の 検索結果 36247 件
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あなたが、ここにいてほしい ─ wish you were here ─ 小説を書きました「すまないが、これ以上のいきさつも、こうなった理由も、おれは知らないんだ。きみが生まれたとき、もっと積極的に行動を起こすべきだったと思う。しかし、あのころのおれは、どことなく引け目もあって固まって..
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雨の日の自画像 ─ a rainy day portrait ─ ;小説を書きましたわたしは、鏡や写真を見て自画像を描くのはいやだった。いったんなにかに写ったわたしを、もういちど絵に写しとるなんて意味がないと思って。わたしだけが知っているわたし自身のことを、そのまま絵にできたら..
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水曜日と,木曜日のつぎの金曜日─Wednesday, and Friday after Thursday ─ ;小説を書きました「お兄ちゃん!」 黒のアンサンブルに白いマスク姿の敦子は、大声を出した。 「いくらなんでも、私に連絡しないなんて不人情すぎる、ひどい」 良一は、自分のマスクの上に指を当てて「静かに」とさ..
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カズオ・イシグロ『充たされざる者』を今更ながらに読んでみたカズオ・イシグロがノーベル文学賞を受賞したのは2017年のことだから、何を今更という感じがしないでもないが、カズオ・イシグロの長編は昨年発表された『クララとお日さま』が九作目で、そのうち二作目の『浮..
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夜の千切れ雲(2):月の光は流れる水(其の一)(やっと「夜の千切れ雲(2)」を書き終えた。といっても、特段誰かが待ち望んでいたというわけでもあるまいが……今度のお話はちょっと長くなってしまったので、三回に分けて載せることにした。続きが読みたい人は..
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夜の千切れ雲(2):月の光は流れる水(其の二)月の光は流れる水(其の二) ※「其の一」はこちら 「それじゃ、お母さんは少しご用事を済ませてくるから、1〜2時間ばかりこちらで大人しくしていなさい。りっちゃん、お願いね」 母は..
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夜の千切れ雲(2):月の光は流れる水(其の三)月の光は流れる水(其の三) 「其の一」はこちら 「其の二」はこちら 隣の部屋とは襖で仕切れるようになっていたが、二人が入ったときには襖は開かれていた。その隣の部屋にはテレビや立派な座卓が置かれ..
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三田誠広『偉大な罪人の生涯』をぜひ読んでほしい三田誠広と言えば、私たちの世代は『僕って何?』で芥川賞を取った若手作家という認識しかなかったはず。その遠い昔の記憶以降は、実家が「コピーのミタ」の創業者だとか姉が女優の三田和代だとか周辺情報しかキャ..
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『人間の土地』:サン=テグジュペリは『星の王子さま』だけではなかった!サン=テグジュペリ。その高名についてはもちろんずっと以前から知っていた。『小さな王子』(『星の王子さま』という方がよく知られているか)は、それこそ小さな小学生の頃から読み始めていた。そして、その..
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サン=テグジュペリの『夜間飛行』を読んだころ ..サン=テグジュペリの『夜間飛行』をはじめて読んだのは、十代の終わりごろでしたが、そのとき感じたとおりにいまも思っていることが、いくつかあります。 正しく読めていたとは、かならずしもいえませんし、..
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ニヤリ表現の宝庫。『スクイズ・プレー』を読むポール・ベンジャミンの『スクイズ・プレー』(新潮文庫) は、血湧き肉踊る面白さで自然と一気読みになってしまい ます。 この作者名はなんとポール・オースターの変名なのだとか。 いわゆる純文学系の..
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「銀の皿に金の林檎を」大道珠貴観光名所の中にある町に住む高校生の夏海。 男性を相手にして1万円もらう日々。 やがて夏海は銀座のホステスにスカウトされます・・・・。 夏海という女性の16歳~31歳までの物語。 これと..