記事「小説」 の 検索結果 36254 件
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青の人々 四十一山崎美香の姉の名は美月といった。山崎美香は姉とは年齢が十一歳程はなれた姉妹であった。十七年前のあの日。山崎美香の高校三年生だった姉は偶然事件に巻き込まれてしまい。死体すら残らない死に方をする事になった..
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青の人々 四十結局。第一課が果たすべき任務を終えて北海道に戻って来たのは、更に一週間後のことであった。その時になって、山崎美香も第一課と一緒に帰って来た。そもそも、山崎美香は本来、第一課の職員であり、有給で休みをと..
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青の人々 三十九そこからは、皆、滴る汗を拭いながらの作業になった。地球の機材を理解しているのは真北主任と山崎美香と、地球暮らしが長い三条寺とベッキーであったが、三条寺は音響などの配線には疎かった。結局、カームァンクと..
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青の人々 三十八それは、洗脳された自衛隊員達が各々に持っている装備品を使っての必死ともいえる攻撃であった。 「なんだ。」と、カームァンクが言った。 「凄い銃声だ。」と、ギィが言った瞬間、ズンという衝撃が東..
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青の人々 三十七「じゃあ、しばらくは君達の無線だけは通るようにするから、俺と薫ちゃんは続けて空間を監視しているんで、後は真北主任によろしく言って第一課に動いて貰ってくれるように伝えて貰えばいいだけだね。」と、黒崎の声..
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青の人々 三十六実際、黒崎と薫の完全体が纏っている雰囲気の正体は、空間を支配出来る絶対的ともいえる力を周囲に発散していたのが原因であった。それを、精神を持つ者・・・特に高度といえなくても危険を感じる神経を持つ者は、拒..
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青の人々 三十五黒崎の意識はベッキーと雑談をしている間もクノソを探し続けていた。クノソと地球の生物の形態と生体の組織の違いを追って、疑わしい電波を感じた、ほぼ直径一キロ強の円内の生体を見つけてはことごとく探っていった..
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青の人々 三十四実際に黒崎は慌ててはいなかった。宇宙船と同じレベルで空間を把握出来るという事は、もちろん支配も出来たからであった。黒崎の声はベッキーに、 「これからクノソの次男坊が次の手として、再び洗脳の音を発..
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青の人々 三十三空間を把握する。それが、異星人達が乗って来た宇宙船と同じ意味での能力であったとしたら、絶えず空間に増え続けて宇宙を膨張させ続けている、観測不能の静止しているエネルギーですら感知している事を意味していた..
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青の人々 三十二その頃。ベッキーも気象庁の一室より、通りから何から東京消防庁に取り付いていた洗脳された自衛隊員達が皆倒れたまま動かなくなっているのを見て心配になった。その時。フッと横に黒崎と薫の完全体が現れたのが視界..
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青の人々 三十一布を探しに行ったベッキーは、さっき途中で黒崎に言いかけて止められた言葉を考えていた。それは、黒崎の力に触れた者だけが経験する記憶の喪失の原因の理由であった。ベッキーはそれまで、記憶が途切れるのは、ただ..
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青の人々 三十その頃。黒崎と薫はベッキーの案内で気象庁に取り付く為に移動していた。 「ねえ、気象庁に着いたらどうするの?」と、薫が黒崎に訊いた。 「うん。そうだな、薫ちゃんは覚えてない筈だけど、前に一緒..