記事「小説」 の 検索結果 36254 件
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青の人々 二十九カームァンクとギィは不思議に思った。それは、ただならぬ真北主任の動揺に原因があった。カームァンクとギィは、たまに黒崎と薫がみせる特殊な力を解放するだけではない、真北主任が知っていて自分達は知らない、何..
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青の人々 二十八黒崎と手を繋いでいる薫を見て、真北主任の頭に十七年前の記憶が蘇えった。真北主任にとって薫は自慢の姉であった。薫は幼い時から学業の成績が良く快活で優しかった。そして、地方ではあるが偏差値の高い大学を卒業..
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青の人々 二十七黒崎は両手を軽く上げて考え込んだ。そして、 「総務省か。いや。都庁か・・・」と、呟いた。 「どうしたんです。」と、三条寺が訊いた。 「ああ、防災行政無線だよ。」と、黒崎が答えた。 ..
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青の人々 二十六その頃。大阪では、政治家達がテレビや新聞などで国内に向けて、アメリカの暴挙と、声高に海上封鎖を断ち切ったことを言っていた。だが、大阪の政治家達は、この時点で、初めて中央の政府官僚組織に匹敵するものが自..
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青の人々 二十五それから、そっと銀座のスタジオに機材を背負って戻ったカームァンクとギィは真北主任を皆の所に案内した。 「よお、ばれない様にして機材は下に置いてきたぜ。」と、カームァンクが言った。 「じゃあ..
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青の人々 二十四そして、横須賀を越え横浜を越えた第一課の船団は京浜運河へと入った。もちろん、その動きはクノソ自体は把握していた筈である。その気になれば六郷橋や大師橋などを使い大田区から一気に川崎に攻め入って、怪しい動..
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青の人々 二十三ベッキーの要請を受けた第一課がアメリカ軍と相談して出した結論は、誰かが機材と一緒にヘリコプターで超低空を陸上を避けてアクロバット飛行のように東京湾の上から銀座まで飛ぶというものであった。そして、いくつ..
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青の人々 二十二そのアメリカの偵察衛星の解像度は8インチであった。それは、地上を二十センチ四方に区切ってそのマス目の中が白かクロか三階調の灰色の中のどれかに分類出来るという事であった。そして、アメリカの偵察衛星が捉え..
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青の人々 二十一程なくして全員が合流したスタジオではカントリーが延々と流されていた。 「誰の趣味だ、俺が火星人なら絶滅しているぞ。」と、カームァンクが言った。 「なんですか、火星にも生物みたいのがいました..
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青の人々 二十「とにかく、クノソの次男が地球側の基礎の音を流し続けているって事は、はじめは、ある意味で警戒して事態を観察させていたけど、今も流し続けているというのは、この破壊が地球の文明による物ではないと解ったから..
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青の人々 十九その、 「下品で何が悪いんですか。今は品格とか言う前に、とにかく素早く決断して行動が出来る人間が上に立つべきなんです。それこそが、この国に求められる政治家の資質なんです。」と、言った人物はこの次..
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青の人々 十八破壊されたビルは埃以外、見事なまでに他の建物には影響を与えていなかった。だが、光景自体は派手であった。それは、そう見える様にとわざと仕組まれたものであった。実際、クノソにとって、銀座が破壊された事その..