記事「新撰組」 の 検索結果 769 件
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歴史の流れ 箱館戦争史・麦叢録を読む3歴史の流れ 箱館戦争史・麦叢録を読む3 本篇は、箱館戦争の資料・『麦叢録(ばくそうろく)』 をあくまで趣味的にひも解いて、 現代風に読んでいくものです。 (合田一道著・小杉雅之進が描いた ..
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歴史の流れ 箱館戦争史・麦叢録を読む2本篇は、箱館戦争の資料・『麦叢録(ばくそうろく)』 をあくまで趣味的にひも解いて、 現代風に読んでいくものです。 (合田一道著・小杉雅之進が描いた 箱館戦争。絶版、等を参照。) (続き)..
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歴史の流れ 箱館戦争史・麦叢録を読む1歴史の流れ 箱館戦争史・麦叢録を読む1 箱館戦争の資料に『麦叢録(ばくそうろく)』 がある。 旧幕府軍が蝦夷地に侵攻したのは、明治元年 10月20日で、蝦夷島臨時政権を樹立。 だが翌年の..
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雪の章(10)「護衛ですか。監視の間違いではございませんか?」 憎まれ口が戻ったのが嬉しくて、土方は思わず笑ってしまった。それだけの元気があれば大丈夫だろう。 「達者でな」 颯爽と羽織をひるがえして、土方は茶..
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鬼の章(101)この状況をどうすれば切り抜けられるか。服部は必死で考えていた。詩織と2人で逃げることは出来ない。今の自分の状況では尚更だ。ここは芹沢に従うふりをするべきか。だが、そうしたところで詩織は自分一人が助かる..
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「今」という瞬間服部武雄は1人座していた。 戒光寺の本堂である。深夜、住職の許可を得て御本尊の前で座禅を組んでいた。 戒光寺の本尊は、鎌倉時代の仏師である運慶・湛慶親子の合作である。 やや前かがみで衣には文..
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鬼の章(100)馬上からの落下である。只で済む筈はなかった。 これで良い。詩織は全くの無抵抗だった。 詩織が橋に叩きつけられる寸前、その身体を抱き止めたのは服部だった。 詩織を抱き止め、そのまま服部が下になって..
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鬼の章(99)「この脇差しには、清河の血が染み付いておる。そして今、この女と儂の血が混ざりあった。これで準備は整った」 言い終えた芹沢は、脇差しを投げ放った。投げられた脇差しは、橋の床板に突き立つ。 「状況が..
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鬼の章(98)駄目だ。服部は声にこそ出さなかったが、焦る気持ちを押さえられなかった。清河のこともあり、芹沢は精神的に追い詰められている筈だった。ここで抵抗すれば、芹沢が暴発的な行動に出る可能性があった。 だが、詩..
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鬼の章(97)「なかなかどうして、思い通りにはいかぬものだな」 深い溜め息を吐き出し、続ける。 「清河は儂を裏切ったのだ。元々、儂に異刻人としての存在やその力を教示したのは、他でもない清河だ。時間という横軸に対..
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その日の朝~11月18日(2)やがて幾つかの白刃が同志を捉えた。 篠原泰之進が、加納鷲雄が、三木三郎が倒れた。富山弥兵衛が、毛内監物が斬られ、地に伏した。 残った藤堂平助も、無数の敵に前後左右を取り囲まれて成す術なく切り倒され..
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その日の朝~11月18日(1)気付いた時、服部は暗闇の中に立っていた。 膝を緩めて僅かに身を落とす。顎をひいて視界は広く保ち、周囲の音も聞き逃さないように意識を鎮める。 物音は愚か、衣擦れも呼吸の音も聞き逃さない自信があった。..