記事「日本人作家」 の 検索結果 35 件
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川端康成「大雅と玉堂」川端康成が運命のように出会い高額の借金をしてまで手に入れた美術品が、浦上玉堂の「凍雲篩雪図(とううんしせつず)」である。 ■浦上玉堂「凍雲篩雪図」(国宝) もう一つ、川端がこよなく愛し..
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岡野岬石とセザンヌー存在する物と空間の妙岡野岬石の絵を買った。手持ちの絵を処分し、それを元手に購入したのだが、これがまたいい。 ■岡野岬石「枇杷」油彩 5号 なにがいいかと言えば、まず私はセザンヌを感じた。 「セザンヌ..
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鴨居玲展「酔っぱらい」/カタルシス体験21990年代前半に作られたプーアル茶の老茶を飲みながら、ふと25年くらい前にひろしま美術館で見た「鴨居玲展」を思い出していた。すると、没後30年「鴨居玲展―踊り候え―」が開催されるという情報が舞い込ん..
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天才絵師「若冲と蕪村」光琳没後生誕300年絵画の天才とはなんでも描ける人たちだということをあらためて知らされる展覧会である。「若冲と蕪村」がサントリー美術館で2015年3月18日から5月10日まで開催されている。 http://www...
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宮芳平「無心に清浄なる花を咲かせた画家」2014年12月21日アンコール放映の日曜美術館「花のように描き続ける~画家・宮芳平~」ではじめて宮芳平(みや よしへい1893-1971)のことを詳しく知った。 生誕120年で美術館展示も行わ..
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富岡鉄斎「没後90年」(出光美術館)自在の画境「万巻の書を読み、万里の路を行く」は文人たちの生き様をあらわした言葉である。「最後の文人画家」と謳われた富岡鉄斎(1836~1924)は、幕末、明治、大正にかけてそうした生き方を示した稀代の画..
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「金興洙・平山郁夫二人展回想」KIM SOU訃報2014年6月9日午前3時、韓国画壇の巨星金興洙(キム・フンス)が世を去った。画名はKIM SOU(キムスー)。享年96歳の大往生である。芸術院美術分科の最高齢ながら、芸術院の集会には車いすを押しても..
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岡野岬石「酒徳と絵徳」絵が人を選ぶ画家岡野岬石のフェイスブックにご自身に宛てられた手紙(メール)の内容が載っていた。「うまいお酒に出会うのは運がある人で、そういう人を酒徳のある人と呼んでいる」といったことが書かれている。 ..
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竹内栖鳳展「近代日本画の巨人」(栖鳳と大観)竹内栖鳳(たけうち・せいほう 1864~1942)は近代日本画壇に燦然と輝く巨星である。花鳥、風景、動物、人物等々、それらを描きだすあらゆる技に通じている。 ■竹内栖鳳「班猫(はんびょう)」19..
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葉山有樹展「陶磁物語り」祈りのかたち仕事で地方都市を訪ねたとき、親しい友人にすすめられ、地元のデパートの催事場で開催されていた葉山有樹展「陶磁物語り」を見る機会を得た。 葉山有樹公式ホームページ⇒http://www.yukiha..
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プライスコレクション「絵画も生きている」若冲・江戸絵画NHK新日曜美術館「東北に届け 生命の美 ~アメリカ人コレクター 復興への願い~」で江戸絵画の蒐集で有名なジョー・プライス氏のコレクションとご本人夫妻が紹介されました。偉大なコレクターに共通する蒐集姿..
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山種美術館「生誕100年高山辰雄・奥田元宋―文展から日展へ―」日本画のコレクションで有名な山種美術館で1月27日まで開催されている生誕100年高山辰雄・奥田元宋―文展から日展へ―を見てきました。 先回のブログ記事、高山辰雄「いのちに触れた筆」画家の箴言(7..
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