記事「本」 の 検索結果 110258 件
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リンダ・グラットン『ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図2025』の書評:2第2部『「漫然と迎える未来」の暗い現実』で示されているのは、『未来の働き方・仕事環境の変化』に何とか適応しようとせずに漫然と時間を過ごしてしまい、『既に変化してしまった未来の働き方・周辺環境・人間関係..
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リンダ・グラットン『ワーク・シフト 孤独と貧困から自由になる働き方の未来図2025』の書評:12025年の近未来の世界を合理的に予測しながら、『変化する未来の仕事』にまつわる絶望のストーリーと希望のストーリーをシミュレートしている。若者の就職難と失業率の増加、ブラック企業の劣悪な労働環境と非正..
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東野圭吾『幻夜』の書評1:秘密(犯罪)を共有する新海美冬と水原雅也の物語東野圭吾のベストセラーでドラマ化・映画化もされた『白夜行』の続編という位置づけに当たるのが『幻夜』であるが、まったく別の悪女の物語としても読める。唐沢雪穂(西本雪穂)と桐原亮司の組み合わせが、新海美冬..
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キケロー『友情について』の書評2:変化し続ける状況と変化しない友情『友情とは何か?』の本質論についてラエリウスは、友情は順境をいっそう輝かせ、逆境を分かち担い合うことで軽減してくれるものと定義し、『まるで自分に語るように、安んじて全てを語ることができる人を持つことほ..
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キケロー『友情について』の書評1:ラエリウスと小スキピオの不滅の友情を巡る対話篇古代ローマ市民が理想とした『友情』のあり方を、哲学者キケローが、思慮深い執政官ガーイウス・ラエリウスの口を借りて、二人の女婿に向けて語らせる構成になっている。ラエリウスが亡くなった親友の小スキピオとの..
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佐藤賢一『小説フランス革命Ⅷ 共和政の樹立』の書評2:革命の理想精神と現実の悲劇1792年の陰惨な『9月虐殺』を正当化したのは、『民衆の旧体制に対する鬱積した怒り』と『戦時における裏切り者(反革命者)の出現への恐怖』である。反革命のプロイセン軍がパリに近づいている状況下で、『国内..
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佐藤賢一『小説フランス革命Ⅷ 共和政の樹立』の書評1:デムーランとルイ16世の視点世界史には、国王や貴族が人々を専制的に支配する政治体制を打ち倒す『市民革命』が幾度か起こったが、フランス革命は『立憲君主制』に落ち着くイギリスの清教徒革命や名誉革命とは異なり、最終的にはフランス王家(..
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新田次郎『アラスカ物語』の書評3:“アラスカのモーゼ”と呼ばれたフランク安田の生涯アラスカの旧支配者だったロシア人とゴールドラッシュでアラスカに進出してきた荒くれの白人による“鯨・海獣・カリブー”の行き過ぎた資源濫獲によって、エスキモーの食糧になっていた獲物が激減してしまい、エスキ..
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新田次郎『アラスカ物語』の書評2:日本人とエスキモーの異文化コミュニケーション冒頭の『第一章 北極光』では、オーロラの妖艶な美しさと不気味さ、冷気で水蒸気が氷の粒となるダイヤモンドダストの清冽な輝き、静かで寒い星明かりの夜、全てを剥ぎ取って凍りつかせるような暴風雪などが精緻に描..
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新田次郎『アラスカ物語』の書評1:人生の閉塞感からアラスカに向かった日本人明治時代の日本に、北アメリカ大陸の酷寒のアラスカへ、孤独な外国航路の見習い船員として乗り込んだ少年がいた。地域の名望家だった一族の零落と医師の進路の喪失、心を寄せていた女性・千代との別離によって、日本..
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岡田正彦『検診で寿命は延びない』の書評:2エックス線によるレントゲン検査で被検者が受ける放射線量(ミリシーベルト)は、『胸部レントゲン検査:0.05~0.1,検診の胃レントゲン検査:0.6~106,精密な病院での胃レントゲン検査:3~1058..
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岡田正彦『検診で寿命は延びない』の書評:1健康診断(健診)や検診のイメージは、『肯定派』と『否定派』で両極端に分かれています。健常者を対象にして大雑把に健康状態を確認するための“健診”と特定の疾患の有無を判断するための“検診”の違いはあります..