記事「本」 の 検索結果 110258 件
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『吉本隆明の声と言葉。その講演を立ち聞きする74分』の感想:人間が投影された“話し言葉”を聴く悦び『ほぼ日刊イトイ新聞を運営するコピーライターの糸井重里(1948-)が、現代思想の巨人と評されることのある思想家・吉本隆明(1924-)の細切れの講演を編集したCDブックスです。吉本隆明の著作や対談集..
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レフ・トルストイ『イワン・イリイチの死/クロイツェル・ソナタ』の書評『イワン・イリイチの死』は、『戦争と平和』や『アンナ・カレーニナ』で知られるレフ・トルストイ(1828-1910)の後期の代表作の一つである。過去に『戦争と平和』を読んだ時には、作品自体の長さと写実的..
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エリザベト・ルディネスコ『ジャック・ラカン伝』の書評『ジャック・ラカン伝(河出書房新社)』はエリザベト・ルディネスコの原書を藤野邦夫が翻訳した本だが、邦訳されたジャック・ラカンの伝記ものでは最も詳細な解説が為された作品だと思う。『ジャック・ラカン伝』は..
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塩野七生『ローマ人の物語ⅩⅤ ローマ世界の終焉』の書評3:盛者必衰の理に絡め取られたローマ帝国の没落ローマ帝国の崩壊の瞬間をリアルタイムで直接的に実感したローマ市民は一人もいなかったのであり、ただロムルス・アウグストゥスを廃位した後にオドアケルも含めて誰も皇帝位に就任しなかったことで、西ローマ帝国は..
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塩野七生『ローマ人の物語ⅩⅤ ローマ世界の終焉』の書評2:ヴァンダル族の劫掠と全ての力を失ったローマローマ劫掠(410年)後の423年ホノリウスは死去し、西ローマ帝国皇帝にはホノリウスの妹ガッラ・プラチディアが産んだ若干6歳のヴァレンティニアヌス3世が即位するが、実質的な皇帝権力は後見人のガッラ・プ..
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塩野七生『ローマ人の物語ⅩⅤ ローマ世界の終焉』の書評1:安全保障の責務を放棄したローマ皇帝テオドシウス大帝は全軍指揮権を掌握する皇帝として自ら戦場に立った最後の皇帝(インペラトール)であると言われるが、テオドシウスの子として皇位を継承したホノリウス(西ローマ帝国皇帝)やアルカディウス(東ロ..
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武井麻子『ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代』の書評:2『善意の職業(善意の人)』という社会通念によって押されたスティグマ(烙印)に過度に束縛されて過剰適応すると、与えられた社会的役割に機械的に従う無感情なパフォーマー(演技者)になったり、フラストレーショ..
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武井麻子『ひと相手の仕事はなぜ疲れるのか―感情労働の時代』の書評:1社会の中での役割や位置づけによって自己の同一性や連続性を確認することを『社会的アイデンティティ』といい、生活を支える為に仕事を持つ多くの社会人にとって、社会的アイデンティティは職業アイデンティティとほ..
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村上春樹『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』の書評過去に村上春樹の小説では『海辺のカフカ』と『ダンス・ダンス・ダンス』の書評を書いたが、『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』は、二つの物語がパラレル(同時並行)に進行する形式を採っており、読者..
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小説:Re:ゼロから始める異世界生活 第七章103『星の秒読み』Re:ゼロから始める異世界生活 第七章103『星の秒読み』を読みました。長月達平さんの小説になります。 今回もまた別の局面のお話。 前半はレムのお話で、書籍版のラストで描かれてた部分のお話。動..
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啄木と秋瑾・政治小説・高等遊民・明治貸本屋・江戸書物・・・★ 啄木と秋瑾 啄木歌誕生の真実 内田弘 \3,885 社会評論社 2010-11 Amazonのくわしくは→啄木と秋瑾―啄木歌誕生の真実 ★ 政治小説の形成 始..
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関 裕二『伊勢神宮の暗号』学生時代、上代文学を選択していたこともあり、 平安時代以前の古代史に興味があります。 『古事記』や『日本書紀』、それを取り巻く文書たち。 すべてを鵜呑みにすることはできない。 ..