記事「江戸川乱歩」 の 検索結果 414 件
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江戸川乱歩 早稲田の下宿と土蔵江戸川乱歩は、作家として多忙な日々を送りながらも自己嫌悪に陥り、休筆を宣言して、早稲田界隈で下宿屋を営んでいた時期がありました(実際には下宿の経営は妻にまかせ、自身は放浪の旅に出ていたようですが)。ま..
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江戸川乱歩と棟方志功2009年10月3日から11月15日まで神奈川近代文学館にて開催されていた「大乱歩展」を、最終日に訪れました。 私の乱歩との出会いは小学校四年生の頃だったでしょうか。学校の図書室にあった..
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全巻揃ったよ!角川文庫の江戸川乱歩全集、20巻。コンプリートしました。宮田雅之の切り絵の表紙のバージョンね。背表紙が水色なんで色が剥げちゃうし当時の紙はあまり良くなくて焼けた色になってしまって年代感..
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『モノグラム』(1926)「算盤が恋を語る恋」「接吻」など、江戸川乱歩の作品には思い込みの強い男性の主人公が女性への恋心を自分の中で育てて煩悶する話があるが、今回の「モノグラム」もそれ。全く面識のない主人公の40男と30男が浅..
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『踊る一寸法師』(1926)SNSによる陰湿な匿名の書き込みが最近話題になっている。イジメの話題も全くなくならず、人というのはなぜ弱い者や少数の立場の者を攻撃するのかと考えさせられてしまうが多分、人間の本能に近い部分にある暗い欲..
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『火星の運河』(1926)マニアの中では難解で通ってる作品だし、マニアでないとタイトルすら知らない短編だと思う。そもそも推理小説ではなく、幻想的で耽美的な表現と夢オチ。ただ、銀色の空と黒色の丸い沼、美しい女体。モノクロの風景の..
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『毒草』(1926)江戸川乱歩というと「フハハハハ~、明智くん、さらばだ!」系の話とか、資産家の令嬢が出てくる話とかを想像する人が多いが、意外と社会の底辺とか貧困を描くこともあって、この「毒草」という作品もそれである。 ..
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『木馬は廻る』(1926)貧乏で50過ぎで妻子持ちのラッパ吹きが、同じ回転木馬の施設で働く18歳の娘に淡い恋心を抱く話。江戸川乱歩の小説には事件性のない話も多いのだが、この作品はまあ、事件という事件は起こらない作品である。 ..
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幽霊塔のススメアルフレッド・ヒッチコック監督の孫娘が大学で映画の授業があったという話があって、教授だか准教授の気分になると(家に帰って爺さんに聞けや)と思うだろうな、と思ったことがある。ヒッチコックの孫に映画の講釈..
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『指』(1960)私。小学生時代は江戸川乱歩に夢中になり、中学生時代はヒッチコック監督の映画に夢中になった。ヒッチコック監督の来日時、江戸川乱歩らが迎えたという話があるが、そういうことがあったと私が知るのはだいぶ後の話..
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『お勢登場』(1926)江戸川乱歩の作品の中でも結構メジャーな部類の作品じゃないですかね。NHKの満島ひかりのドラマでも映像化されたし、黒木華で舞台化されたらしいし。映画「RAMPO」の冒頭でもアニメで流されていたが、ホント..
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『算盤が恋を語る話』(1925)「日記帳」という作品と同じく、江戸川乱歩が内気な男の恋の告白を暗号で女性に伝えようとするお話。会計係のサラリーマンが職場の好きな娘の机の上にソロバンで暗号を残してドキドキするという、今なら少しアブナイ..