記事「海外小説」 の 検索結果 134 件
-
猫と人間のつき合い方 『猫語の教科書』 ☆☆☆『猫語の教科書』 著者:ポール・ギャリコ 訳:灰島 かり …… 交通事故で母を亡くし、生後6週間にて、広い世の中に放り出される。 1週間ほどの野外生活を経て、人間の家の乗っ..
-
作家の情熱を掻き立てたマーロウ 『チャンドラー短篇全集 1』 ☆☆☆『チャンドラー短篇全集 1』 著者 レイモンド・チャンドラー いやあ、レイモンド・チャンドラーは寡作の作家だ。 私立探偵フィリップ・マーロウが登場してくる作品も、恐らく10篇に満たない..
-
招き寄せた人生の分岐点 『リスボンへの夜行列車』 ☆☆☆『リスボンへの夜行列車』 著者:パスカル・メルシエ 訳:浅井 晶子 …… 何千と言う体験の中から、我々が言葉にするのは、せいぜい、一つだ。 そして、それさえ、単に偶然の成せる業で..
-
真逆のハードボイルド 『湖水に消える』 ☆☆☆『湖水に消える』 著者 ロバート・B・パーカー …… 「親父が警察官だった。俺は、ツーソンで、もはや、野球が出来なくなった時、自分が多少なりとも遣り方を知っている他のことが、警察官である..
-
不法移民の影 『歩く影』 ☆☆☆『歩く影』~スペンサーシリーズ~ 著者 ロバート・B・パーカー おじさん、前回、ロバート・B・パーカーの『愛と名誉のために』を読み、ハードボイルドな生き様に隠された究極の秘密を知った。 ..
-
男は、女あっての男だ 『愛と名誉のために』 ☆☆☆『愛と名誉のために』 著者 ロバート・B・パーカー …… 向かいに居るジェニファの顔は、可能性を秘め、真剣で、感謝と安堵の念に満ち、私に深い関心を示していて、親しみを湛え、明るく、個..
-
アメリカの病理に屈しない凄腕探偵 『悪党』 ☆☆☆『悪党』~スペンサーシリーズ~ 著者 ロバート・B・パーカー 私立探偵 スペンサーシリーズを読むのは久しぶりだ。 やはり、おじさんは米国のハードボイルド小説が大好きだ。 しばら..
-
青い目の作家が見た日本の美質 『Kwaidan(怪談)』 ☆に関係なし『Kwaidan(怪談)』 著者 ラフカディオ・ハーン(小泉 八雲) ※A DEAD SECRET(葬られたる秘密)から 実は、おじさん、しっかり今でも、河内長野市民講座くろまろ塾に通..
-
人が人を貪り食らう現実 『わたしを離さないで』 ☆☆☆☆『わたしを離さないで』 著者 カズオ・イシグロ …… ネバー レッツ ミー ゴー オー ベイビー ベイビー (わたしを離さないで) 【本文中より抜粋】 …… ..
-
人間は、絶えず、激変の危機に晒されている 『ペスト 上・下』 ☆☆☆『ペスト 上・下』 著者 アルベエル・カミュ ともすれば、おじさんたちは、忙しい毎日の繰り返しの中で、ある意味、無防備で怠惰になっていないだろうか? 変化のないルーティンは、いつし..
-
辿り着いた答えは、今を生きること 『ピレネーの城』 ☆☆☆『ピレネーの城』 著者 ヨースタイン・ゴルデル …… It's alway now. / 今を生きる …… ヨースタイン・ゴルデルの名作『ソフィーの世界』を読んで、哲学..
-
クリスマスに贈る物語 『ガラスびんの中のお話』『ガラスびんの中のお話』 著者:ベアトリ・ベック 訳者:川口 恵子 …… Best wishes for a merry christmas and a happy new year..