記事「源実朝」 の 検索結果 73 件
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實朝雑記(その10・華麗なる一族)「華麗なる一族」、小説を買おうかどうか迷ったが、やめた。 多分それなりにおもしろかろうし、 それなりにヒマつぶしには役立とうが、 實(み)がない、と見た―。 だいいち、閨閥とこれに類す..
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實朝暗殺(その12)ふと思った―。 承元三年(1209年)五月、 和田義盛は上総の国司挙任を希望した。 当然、上総領有も視野に入れてのことであったろう。 五月十二日、内々に希望を実朝に伝え、 実朝は政子の意..
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實朝雑記(その9・花は雪とぞ)風ふけば花は雪とぞ散りまがふ 吉野の山は春やなからむ 春の来て雪は消えにし木のもとに 白くも花の散りつもるかな 散る花を雪と見立てた二首―。 日本の春の見慣れた光景であろうが、 実際歌..
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實朝雑記(その8・あやなの花)三月のすゑつかた、勝長寿院に詣でたりしに、 ある僧、山かげにかくれをるを見て、 「花は」と問ひしかば、 「散りぬ」となむこたへ侍りしを聞きてよめる ゆきて見むと思ひしほどに散りにけり あ..
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實朝雑記(その7・散る花)鎌倉右大臣の散る花を詠める―。 道すがら散りかふ花を雪とみてやすらふほどに この日暮らしつ 「山家に花を見るといふことを、 人々あまたつかうまつりしついでに」とて― 桜花咲き散るみ..
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實朝雑記(その6・思ふも悲し)金槐和歌集より、春の歌―。 浅茅原ゆくへも知らぬ野辺に出でて ふるさと人はすみれ摘みけり 「雉子」と題せる二首―。 たかまとの尾上の雉子 朝なあさな妻に恋ひつつ鳴く音悲しも ..
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實朝雑記(その5・今年のみ散るならひならねば)「梅の花をよめる」と題した、5首の中から3首―。 わが宿の八重の紅梅咲きにけり 知るもしらぬもなべて訪はなむ 鶯はいたくな侘びそ 梅の花今年のみ散るならひならねば わが袖に香をだに残..
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實朝雑記(その4・梅の花)梅の季節なので、金槐和歌集から、梅の花の歌を選んでみた―。 古寺の朽木の梅も 春雨にそぼちて花ぞほころびにける ここでの「古寺」は勝長寿院。 次の三首は、「故郷の梅の花」と題して詠まれた..
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實朝雑記(その3)九重の雲居に春ぞ立ちぬらし 大内山にかすみたなびく 実朝による都の立春の歌―。 「大内山にかすみたなびく」 に、後鳥羽院に対する尊崇の念が表われている。 イザヤ・ベンダサンは、ユダヤ人..
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實朝雑記(その2)「實朝暗殺(その4)」などでも述べた通り、 義時が承認しない、実朝及び御家人の任官が、 実朝暗殺の直接的原因となった。 同じ問題の様相が、 実は頼朝・義経間にもあったのは有名である。 義..
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金槐和歌集を探して(その3)「金槐和歌集」を探すために、まず東京タワーへ(笑)。 芝公園を通って、東京タワーの下に出てみると、 すごい人出だった。 大展望台のチケットを買うために、 まず長蛇の列に並ばなければならない。 ..
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金槐和歌集を探して(その2)金槐和歌集を探しに、本屋に出かけよう、と考えていたら、 長女が、 「東京タワーに連れてって。」 ついでに、連れて行くことにした。 気軽に「ついでに」などと書いたが、 「ついで」の思惑がふ..