記事「生命」 の 検索結果 1097 件
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言語は固定した意味をもたなかった荘子(プラトンと同時代人)は、道の基盤をなしている心理学的前提条件について次のように言っている。「自と他がもはや対立しあうことのない状態が道の枢軸と呼ばれる」また、彼が「存在の末梢的な断片にのみ注目..
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(過去・現在・未来)現象的時間の区分池田:現に生きているこの生命も、その本質の実在においては時間次元を超えたものであると考えられます。なぜなら、もし人間の生命が時間という枠にはまった存在であるとすれば、人間の知性によってそれを理解するこ..
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自分自身が責任をもっているという自覚池田:私は、仏教が主張する、輪廻しながら生命が永続していくという”仮説”は、人間が生まれながらにして、個人によって種々に異なる宿業(カルマ)をもっているという事実を説明するうえで、有効性をもっていると..
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宇宙それ自体が生命を発生させる池田:宇宙を有無という二つの概念のみでとらえようとすれば、そこにおける生命の発生は、無から有を生じたといわざるをえません。仏法では、生命は、有無の概念を超えた、いわば有への可能性を秘めた無の状態で..
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生命の創造は不可能トインビー:では、生命は創造によるというより、発現によって生じたとされるわけですね。私としては、創造によるというほうが真実だと信じています。池田:そうでしょうか。その創造という考え方に関連して、たとえ..
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生命の起源の意味するところトインビー:過去において見かけ上無生であった宇宙が、部分的には依然として無生でありながら、やがて人間のような意識ある生物が存在する現在の宇宙へと変化してきた――その変化の性質に関する問題ですね。池..
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「久遠」というのは仏典には「久遠」というのは、時間的な起点ではなく、「はたらかさず、つくろわず、もとのまま」すなわち、一切の作為が加えられていない生命の究極の真理と説かれており、仏教における「時間観」の精髄が、直線的..
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よりよきことを求める心とりわけ残念なのは、あのかわいい姪のいなくなったこと。半年たって、また会うころには、その動作も見ちがえるようになっているでしょう。今までのところ、そのはじめての動作の何から何まで、すっかり見とどけてき..
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生の終焉を決定する権利をもつものトインビー:私たちは、人間の尊厳が至高の人間的価値であるとする点では、意見が一致しました。しかし、人間の尊厳と自殺や安楽死との関係については、どうやら意見が分かれているようです。池田:私は、博士の主張..
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わたしは自己を知っているのかわたしは、初めは我が誇りとした知識を、心にさげすむようになった。初めは我が生命と思った研究も、もはや自分に対してごく偶然な、ありきたりの因縁しか持たないもののように見えて来た。わたしは他の自己を発見..
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見習おうにも手本がないピラミッドが問いかけてくる最大の根源的な問いは、「生とは何か?」「死とは何か?」そして「永遠の生命とは?」という謎であるといえるかもしれない。 エジプトの歴史は、人類最古であるがゆえに、自分たちが一..
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生命とは何か「旅人よ/いずこより来たり/いずこへ往かんとするか・・・」 これまでも私は、仏法者として、機会あるごとに「生命」をテーマにペンを執ったし、語ってきた。一九七三年(昭和四十八年)には、対談集『生命..