記事「生活」 の 検索結果 120173 件
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平凡な女性であるがゆえに歴史を動かした革命の地フランスに満ちる、ナポレオン以上の英雄。それは、生命の尊厳と自らの信念のために戦う「庶民の英雄」である。 その一人、ルグロ夫人は、「正義」と「自由」に殉じ、バスチーユの鉄鎖から、一人の人..
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人間としての偉さの基準とは何かミシュレの『革命の女たち』(河出書房)のよれば――。 ルグロ夫人が拾った手紙は、その囚人が、ある慈善家のもとへ届けてほしいと牢番に託していたもので、牢番が、酔っ払ってうっかり落としたものであ..
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妻や母親という存在夫婦といっても、見ず知らずの他人が一緒になったものである。また子どもにしても、いつかは独立して、自分の手元を離れていく。自分の好みや、感情的な選択にまかせての繋がりでは、いつかは破綻をきたしてしまう..
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自分自身の不幸に耐える力をもっている「われわれはいつでも、他人の不幸に耐えるだけのじゅうぶんな力をもっている」と書いたモラリストは、たしかラ・ロシェフコーだと思うが、たしかになにか真実なものを語っている。しかし、これは半分しか真実でな..
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死んだほうが楽しい?あまりに耐えがたい日々を送っていると、しまいには病気で死んだほうがずっと楽しいと考えるようになる。こういう考えは、どんな病気に対してもひどく強い。喜びというものは、どんな腕のいい医者よりももっとじょ..
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ピエールの楽観主義さて、帰還後のピエールが、ナターシャと侯爵令嬢マリアに、夜中の三時まで、熱くなって捕虜体験を語るシーンに、次のような台詞がある。 「『よく人は言います――不幸だ、苦痛だって』とピエールは言いだし..
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真に、正しく、人生、社会、時代を覚知していくためにはいま、世間で、学者と称せられている人達のなかには、専門的には、鋭い、深い洞察力を持った人もいるであろう。だが、これら分化された学問の根底にある人間の問題、人生の問題、全体的な、社会、時代の把握につい..
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トルストイの正義の叫びに民衆は・・・晩年の『復活』などを生んだ木造二階建ての質素で平凡な家であったが、ここかしこに、文豪の魂の光をしのばせていた。 とりわけ、印象深かったのは、隣接する資料館に展示されていた一塊の緑のガラスであ..
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人間に宿命があるように国土にも宿業が私の恩師戸田先生は、さまざまな歴史小説を題材に、意見を交わしあう場を、しばしば持ってくださったが、ある時”波乱万丈の歴史的事件を分析してみると、七割方は宿命で決まっている”という意味の言葉をもたらさ..
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互いに好きになる 互いに理解するやはり、時代、社会を越えて生き続けるものの一つは、心の「美しさ」である。しかも人心が動き、妬み、反目が渦巻く乱世であれば、なおのこと輝きを増すのは当然である。では何ゆえに、この三人に生涯の約束が生ま..
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理想か現実か理想主義と現実主義――洋の東西を問わず、これは古来、永遠の人間のテーマであるが、現実を踏まえぬ理想は幻想と言わざるをえない。そのようなか弱き理想主義だけでは、所詮、現実の勝負には勝てない。勝負は、ど..
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頭痛はチューインガムを噛むといい?最近、頭痛で苦しんでいる或る男が、食事中は咀嚼の運動でたちまち頭痛が軽くなる、とわたしに言った。わたしはかれに言ってやった。「それじゃ、アメリカ人みたいに、チューインガムを噛むといい」と。しかし、そ..