記事「社会」 の 検索結果 35545 件
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仕事のスタイル 4. 女が仕事に履く靴須賀敦子の晩年の作に『ユルスナールの靴』という中篇がある。 子ども時代のカトリック系の学校でのシスターの靴、銀座で誂えていたという父の靴、そして、フランス語によって作品を発表した女性作家ユルスナール..
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仕事のスタイル 3. ON と OFF最近、整体に通うようになった。 気づかぬうちに身体全体の血液やリンパ液の循環が悪くなっているらしい。 治療をうけて始めて身体の異常に気づく。 仕事でパソコンに向かう人には「肩こり」「腰痛」が多い..
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仕事のスタイル 2. 人命第一ということ先日の新聞に、福知山線の事故車両に乗り合わせ、ご自身も怪我をされた新聞記者の方の記事が掲載されていた。 事故の当事者として見聞された、初期救助に尽力してくれた周辺の会社などの人々についての報告だった..
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桐野夏生の『魂萌え!』を読む日曜日の新聞書評を見て、購入。 久しぶりに新刊小説を読んだ。 昨年の毎日新聞連載小説らしい。 「日残りて、昏るるにまだ遠し」という人生の昼下がり、伴侶を亡くした人々の物語。 日常生活の中に埋め..
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仕事のスタイル 1. 女が仕事に着る服初めて月給をもらう仕事についたのは20代半ばだった。 仕事につくということが何を意味しているのか、今思えば何もわかってはいなかった。いや、当時の自分自身、学生気分の抜けないまま、不安で一杯だ..
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「ぼくは2番だ」 本当の強さとは何か遠い昔のことだ。 クラブの定期刊行物に卒業生が寄稿したエッセイに忘れられない文章があった。 将棋の手合わせを皆でする。ぐるりと見回して、「ぼくはこの中で2番だな」と言えるひとが本当の強..
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「蜘蛛の糸」を切るとき伴侶の妹が子どもたちを保育園に通わせていたころ、この孫たちの運動会の様子を見に出かけた義母が、不機嫌な顔で戻ってきた。同じクラスにいた障害を抱えた子どもたちのことをさして、「あんな子どもたちとうち..
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統計でみる世界 自殺発生頻度自殺や、心中のニュースがもたらされない日はない。 いったいどれくらいなのだろう。 OECDの統計を教えてくれた人がいる。 世界各国の統計データがある。 わかったこと。 1.年単位で見て人口1..
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トーマス・マン 「トニオ・クレーゲル」 トニオが象徴するものトーマス・マンはなぜか近寄りがたい存在であった。北杜夫の「楡家の人々」やその成立の経緯を書いた彼の自伝的小説をとおして、マンのことは知った。手近にあったのは、「老い」をテーマにした小編を編んだ..
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「堀辰雄」 あるいは「芥川龍之介と背中合わせに立つ人」堀辰雄の作品は、高校2年生の時に初めて読んだ。 それまで抱いていたイメージはかならずしもよくはなかった。 「高原のサナトリウム」 「死」 「こいびと」 少し身を引きたい作家の..
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その旧い友人の死を知らされてからさえ、既に長い月日がたった最後に会ったのはその年さえ定かではない昔のこと。 井の頭線の車中だった。 専門の近い、置かれた状況も似通ったお互いであっても、学生時代以来会う機会はほとんどなく、書かれたものに付された名前でお..
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『シュバちゃんかベトちゃんか、そんなこと いざ知らね・・・』もう10年以上も前だろうか、「都響」がベートーベンのシンフォニーの連続演奏プログラムを組んでいたのは。 当時、知人が契約していた会員権を、在外研究でフランスに滞在してる間という約束で、わが家で預..