記事「自由」 の 検索結果 4056 件
-
『大杉栄自由への疾走』/鎌田慧/岩波書店/「岩波書店」この作品は、表題どおり大杉栄の生涯、特に大逆事件から亀戸事件までを中心に描いたもの。最初にお断りしておくが、私は大杉栄の主張するアナーキズムにもフリーラブ論にも賛成できない。 この作品は、大..
-
『白樺たちの大正』/関川夏央/文藝春秋/「ユートピア村では現実を変えることはできない」武者小路実篤を中心に作られた「新しい村」の行方と、その時代と文学を描いた作品。武者小路実篤、志賀直哉、有島武郎などなど、多彩な作家のエピソードなども描かれている。 明治末から幸徳秋水などによ..
-
『「破戒」と人権』/川端俊英/文理閣/「人権尊重の思想はどう発展してきたか」島崎藤村の『破戒』を中心に、文学が提起する人権の課題に取り組んだ意欲作。大正時代からの近代文学に表れた人権問題にも踏み込み、とても参考になる作品だ。 まえがきで「主人公やその周辺の弱者たちに..
-
『橋のない川 住井すゑの生涯』/北条常久/風濤社/「平等なくして真の自由はない」『橋のない川』で真の平等を訴えた住井すゑ。著者は、平和・平等を訴え続けた彼女のエネルギーがどこから発生し、なぜ高齢になっても「橋のない川」続編の執筆に執着したのか、その根源に迫っている。 ..
-
『宮武外骨』/吉野孝雄/河出書房新社/「反骨反権力のジャーナリスト」反骨反権力のジャーナリスト、宮武外骨の名を知ったのは鎌田慧の『反骨のジャーナリスト』(2002年、岩波新書)。その後古本屋で本書を見つけて購入。 慶応4年生まれの宮武外骨は、自由民権運動から..
-
『自由のパラドックスと弁証法』/牧野広義/青木書店/「真の自由とは」現代批判の哲学シリーズとして出版されている中の一冊。「人間として生きていくということは、自由を求め続けることである」。著者の想いが表現された言葉である。 自由だと思っていても、現代の自由にはパラ..
-
『暁の鐘』/前田愛子/新日本出版社/「女性の解放、真の自由をめざして」明治初期から女性解放運動の先駆者として活躍した女性、福田英子の生涯を描いた物語。自由民権運動の高揚のなかで、女性の解放、人間の自由について考えた英子。民権運動への弾圧、名誉と地位のために権力におもね..
-
『北村兼子』炎のジャーナリスト/大谷 渡/東方出版/「自由という大空に向かって羽ばたいた女性」北村兼子という名前は聞いたこともなかったが、ある機会にこの女性の存在を知り、この本を手に入れた。27歳で亡くなった北村兼子について作者は次のように述べている。 「北村兼子は、近代日本のなかで最..
-
『椿山』 乙川優三郎 文藝春秋 「世の中は少しずつ変わっていくに違いない」表題作「椿山」と「ゆすらうめ」「白い月」「花の顔」を収録した短編集。表題作「椿山」は道理すら歪める身分制度、そのもとで行われる不正を告発しながら、本当の自由とは、人間とはを考えさせ、同時に世の中は必..
-
『冬の標』 乙川 優三郎 中央公論新社 「真の自由に向かって」幕末の時代が大きく移り変わろうとする時代、絵を描くことに生きがいを見つけた一人の女性。 しかし封建時代、身分や家という枠内での「自由」しか認められていない。 とりわけ女性の自由はほとんど認められ..
-
制服について考えるパンツ・ルックが全盛というのに女子高生の制服は何故ミニスカなんだろう。 働き易さからいったら、女性看護師や客席乗務員だってパンツの方が良かろうに。 私はあの詰襟の学生服というものが大嫌いだ..
-
明るいうちに晩酌こんにちは、HITOIKIです。昨日は久々にゆっくりしました。それで、買い物をしてから、まだ、明るいうちに晩酌してみました。眠くなりましたが、一足先に正月気分を味わって、さあ手、今日からは、いつもの..