記事「自由」 の 検索結果 4056 件
-
よみがえれ、小林多喜二-----五月晴れのメーデーの日にまさに五月晴れの中でメーデーが開催された。今年の特徴は「憲法」につきる。プラカード、デコレーション、そのほとんどが憲法をテーマにしている。世界最初のメーデーは8時間労働制を求めて開催された。8時間労..
-
『ユートピア』/トマス モア/岩波文庫/「ユートピアはどこにあるのか」「ユートピア」とは、「どこにもない国」という意味でモアの造語である。架空の国に行ってきた人から、その国の制度や暮らしを聞き、モアがそれをまとめたという設定のもとに物語りは進められる。 この物..
-
『社会契約論』/ルソー/岩波文庫/「人間は自由なものとして生まれた」人間は自由なものとして生まれた、しかもいたるところで鎖につながれている。 『社会契約論』のはじまりの言葉は印象的である。自由を鎖につながいだ政治体への怒りが凝縮した言葉だ。ルソーは続けて「人..
-
『モーツアルトのドン・ジョヴァンニ』/アンソニー・ルーデル/角川書店市民革命前夜の時代、オペラの初演日を目前に悩みをかかえるモーツアルト。モーツアルトの悩みを知る脚本家は、稀代の色事師カサノヴァをモーツアルトに引き合わせる。 欲望、誘惑、性愛を求める当時の貴..
-
『ハックルベリー・フィンの冒険〈上・下〉』/マーク トウェイン/岩波文庫マーク・トウェインといえばどの作品が有名なのだろうか。『トム・ソーヤーの冒険』『王子と乞食』は今も読まれているのだろうか。 『トム・ソーヤーの冒険』では脇役だった浮浪児ハック。ハックが主人公にな..
-
『抵抗論 国家からの自由』/辺見庸/毎日新聞社自由とは何か。自由への侵害に怒りを!今日、個人の自由が奪われ、ファシズム化する社会に一人のジャーナリストが、国家への「抵抗」を主張する。 「国家の途方もない非道の量と質に較べて、怒り抵抗する者..
-
『吉田松陰』梅原徹日本評伝選として刊行されている一冊。刊行の趣意に「歴史のなかにこそ人間の智恵は宿されている。人間の愚かさもそこにはあらわだ。この歴史を探り、歴史に学んでこそ、人間はようやくみずからの正体を知り、いく..
-
『板垣退助 自由民権の夢と敗北』榛葉英治自由民権を主張する自由党を結成した板垣退助。大隈重信とともに自由と民主主義の種を蒔いた先覚者。「四民平均の理」を説き、自由思想を主張した板垣退助は、なぜ大成し得なかったのか? 作者は、その理由を..
-
『リトルバーズ』綿井 健陽フリーのジャーナリストが、「攻撃される側」から見た戦争として、バクダッドで「起こった事件」を語る。 「ここイラクは当然報道規制や言論の自由のない国だ。アメリカだけでなく、イラクも含めてお互い..
-
『夜と霧』ヴィクトール・E・フランクル/池田香代子訳池田香代子の新訳が出版された。読もう読もうと思いながらいまになってしまった。アウシュヴィッツ収容所の名や話を聞いたことは、多くの人があると思う。本書はその支所に収容された心理学者の率直な体験記ともい..
-
『不良少年の夢』/義家弘介/光文社/「自由を探し求めて」テレビドラマ「ヤンキー母校に帰る」の原案。ドラマの出来は知らないが(テレビは殆ど見ないから)、著者の熱い想いが深く伝わってくる作品。 人間とは何か、その生き方、生きる意味、それを直球でぶつけ..
-
『哲学と現代』/岩崎允胤/大阪経済法科大学出版部/「人間とその生と尊厳」「日本思想史序説」や「西洋哲学史概説」で作者を知った。日本・西洋思想の研究では、今日の哲学者で第一級の人ではなかろうか。 作者の最大の信条が「人間とその生の尊厳」。この書物にも幾度となくこの..