記事「詩」 の 検索結果 48519 件
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前橋文学館では萩原朔太郎研究会、北川透さんの講演でした+加藤訓子さんのスティーヴ・ライヒ・プロジェクト、堪能しました植木屋が けふから這入る 師走かな (久保田 万太郎) 歳末の恒例行事です、大掃除のほかに、庭木の手入れを行なって一年を〆るのですね。万太郎は、劇作家らしく、こうした庶民の生活感..
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「四季派学会」の冬季大会、とても盛り上がりました+「アナホリッシュ國文學」、休刊です+故岡崎和郎さん、小川信治さんとの二人展ですどんぐりを 踏むやきしりと 冬に入る (坂内 文應) 新潟は加茂市の古刹・雙壁禅寺の住持の坂内さん、第二句集の『天真』からです。確かに、武蔵野の郊外では十一月になると落ちたどんぐり..
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梅雨の軽井沢に堀辰雄記念館・高原文庫・室生犀星記念館を訪ねました。どこも見ごたえあり、です。夏夕べ こころはしばらく 紺のまま (飯田 龍太) 分厚い角川ソフィア文庫の『飯田龍太全句集』をめくっていたら、この句に出会いました。梅雨が明けて夏の本番を迎えたころでしょう、強い..
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南桂子「蝶の行方」展をミュゼ浜口陽三で観ました。可憐な世界です。春宵の ゆくてにあかりふえ 安堵 (久保田万太郎) 暗くなった春の夕暮れの道を歩いていると、あたりに灯りの灯った家々が増えてきた情景でしょう。ひとの暮しの温かみを詠んだのは、本業は劇作..
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現代詩の高見順賞、吉田文憲さんの詩集『生誕』が受賞しました卒業の めもとすずしく 泣く娘(こ)かな (西島 麦南) 卒業式の季節です。飯田蛇笏の高弟で岩波書店の校正マンだった麦南、さあ自身の子どもの卒業式に列席した際の感興を詠んだのでしょ..
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大阪の国際美術館ではグルスキー展+奈良の大和文華館は「竹の美」展です塔の屋根 青き三月 来(きた)りけり (久保田 万太郎) こんな句からは万太郎のモダニストぶりがうかがえます。初春の光があたって、塔の屋根が青く光って見えたというわけでしょう。今年の三..
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吉増剛造さん、伊東静雄についての講演とCine上映+サッカーコンフェデ杯、ブラジル圧勝梅天を 咳し横切る 鴉かな (永田 耕衣) 耕衣俳句としてはおとなしい?句風ですが、梅雨空を鴉が鳴いて渡るのを、「咳し」と詠んだところにその「怪物性」の一端は現れているのでは。日..
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グレッグ・レイクのワンマン・ライヴでした+吉増剛造さん講演、来聴歓迎です美しき かんばせ揺るる 泉かな (坂内 文應) 前回に続いて坂内さんの句集『方丈』からの一句です。「かんばせ」は顔つきの意ですから、初夏の泉の水に若い女人の顔が映っている情景でしょう..
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ミュゼ浜口陽三では福田尚代さん作品展+国立新美術館で「貴婦人と一角獣」展、観ましたはんけちの たしなみきよき 薄暑かな (久保田 万太郎) 季語の「薄暑」を万太郎はしばしば用いていますね。肥満体型だった万太郎は、汗っかきだったでしょう。この薄暑の季節にハンカチは手..
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小樽文学館の瀧口修造展、オープニングは吉増剛造さん講演でした薔薇の葉の 蝕(むしばみ)を見る 薄暑かな (長谷川 かな女) 初夏の少しの暑さをいう「薄暑」とは良い言葉です。薔薇もいまがちょうど盛りのころ。かな女は杉田久女とともに大正時代を代表..
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福田尚代「慈雨 百合 粒子」展、ぜひご覧を!若葉して 籠りがちなる 書斎かな (夏目 漱石) 明治32年の作といいますから、漱石先生の熊本時代ですね。若葉の季節、外を歩くにはもってこいなのに、書斎に籠りがち。いやまだ小説は書き出..
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上村なおか+森下真樹ダンス「駈ける女」、観ました+平出隆氏発案のcrystal cage叢書が始動中鳩の歩の 夏空までは 遠きかな (安東 次男) 初句は「はとのあゆみの」と二字の字余りで読みたいですね。地上を歩く鳩を眺めて、暦からすれば到来の遅い夏の空を想っているのでしょうか。今..