記事「詩」 の 検索結果 48519 件
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BLDギャラリーでは吉増剛造写真展+30日には慶応日吉で《吉増剛造+笠井叡》ライヴ!あぢさゐが 藍となりゆく 夜(よ)来る如(ごと) (橋本 多佳子) 梅雨の季節の象徴はなんといっても紫陽花でしょう。その花の色がだんだんと濃くなります、まるで宵闇が訪れるように、と..
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平塚の長谷川RINJIRO展、堪能しました+吉増剛造写真展が始まります桐咲けば 更(か)ふべき衣(きぬ)もあらずして (石田 波郷) 初夏となり桐の花が咲く季節、世間では衣替えだが暮しに余裕のない自分には新しい夏服を誂えることもできない。敗戦後二年間の作を..
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吉増剛造『静かな場所』、新装版誕生です+上村なおか、オイリュトミー公演薔薇熟(う)れて 学課けだるくなりまさる (山口 誓子) 薔薇の花が咲き誇っています。季節は初夏に近いでしょう。だから気温も上昇し、大気も心なしか湿ってきたようです。作者は学生時代を..
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三好達治のフランス語蔵書のこと+リルケとヴァレリーの友情第一銀行 夜は手相見の 春灯(とも)し (三好 達治) 詩人の三好達治は俳句や短歌も器用に作りました。(現代詩人では高橋睦郎さんですね。)市井のひとコマも情感のある淡彩スケッチとして句..
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駅長ネコ「たま」のいる貴志川町は古墳の宝庫+M・ドゥギー氏と吉増剛造さんくもること わすれし 空のひばりかな (久保田 万太郎) 麗らかに晴れ上がった春の空のうえで雲雀が鳴いています。「曇ることを忘れた空」という言い回しがニクイですね。ただ『万太郎の一..
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象の鼻テラスではパフォーマンス「根の国のギャングたち」+同人詩誌「SOOHA」の「私の街角」特集四季載せて 今(いま)冬載せて 海はあり (中村 草田男) 昭和25年、冬の瀬戸内海を詠んだ句です。内海ゆえに波は穏やかで、瀬戸内の海は四季を通じて静かな表情。今は眼前に「冬載せて」海原..
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宮澤賢治と柳田國男の足跡を追って白梅に夜が来て人に夜の刻 (森 澄雄) 夕方に散歩をして家のそばで夕靄に白梅が白い花を咲かせているのを眺めました。そのまま家に帰りつくと、その後はもう夜の時間です。そんな情景をまざま..
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平出隆氏『鳥を探して』、脱ジャンルの大著です+宮沢賢治ゆかりの花巻と遠野まで厳寒や 夜の間に萎(な)えし 卓の花 (杉田 久女) まさに今の季節の句です。テーブルに活けた花が朝起きるとあまりの寒さで萎えてしまっている、というのですからよほどの冷気が下りたのでし..
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ボルゲーゼ美術館展は二流品オンパレード+吉増剛造さんトーク+『ドゥイノの悲歌』新訳が岩波文庫いつよりか 温石(おんじゃく)先生といはれけり (河東 碧梧桐) 碧梧桐は高浜虚子の親友でまた俳句の道ではライヴァルでもありました。俳句のみならず旅行家やジャーナリストとしても書家..
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京都の隠れ名所は南禅寺界隈別荘群+義仲寺の芭蕉墓所+大江健三郎の最新小説『水死』片頬に 冬日ありつつ 裏山へ (高浜 虚子) 冬の陽光を片側に浴びながら裏山に続く小道をゆっくりと登っている、という情景です。さりげない、しかしうんと実感を伴った句境ですね。同じ..
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NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」は見応え十分+ロラン・バルト『喪の日記』はいわば〈詩集〉です襟巻に 深く埋もれ 帰去来(かえんなん) (高浜 虚子) 「帰去来」はかの陶淵明の残した「帰去来辞」から来ています。原文の日本語訳を引けば「さあ帰ろう。故郷の田園がいまにも荒廃しそ..
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與門会は長谷川郁夫『堀口大学』刊行記念+吉祥寺PARADAでは狩野志歩映像作品「窓の部屋」満月の 枯木ごもりや 年の暮 (石田 波郷) 前回に引き続き波郷の句集『酒中花』から一句です。冬の夜空をふと見上げると、裸木の枝の間に満月がかかっています。「あー、こうして今年もお..