記事「詩」 の 検索結果 48519 件
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松涛美では村山槐多展+冷泉家展は和歌文学の宝の山+瀧口修造と西脇順三郎地下鉄の 浴ぶる日ざしや 十二月 (石田 波郷) 波郷の句集『酒中花』をパラパラめくっていたらこんな句に出会いました。地下鉄が冬の日射しを浴びるというと、ははあ丸ノ内線がお茶の水で神田川..
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目黒区美では「文化資源としての〈炭鉱〉」展+関連しての吉増剛造さん講演人声の すぎたるあとや 冬の山 (久保田 万太郎) 寂然とした冬の山道を誰かがオシャベリを交わしながら、通っていきました。後には、また深い静けさが。この「間合い」ですね、ポエジー..
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ROSASのダンス公演「Zeitung」観ました+吉増剛造さんの新著『静かなアメリカ』が誕生です常闇(とこやみ)の 空を照らせる 冬田かな (芝 不器男) 冬の田んぼには剥き出しの土くれが広がるばかり。田んぼのうえの夜空は曇に覆われ、あたり一面真っ暗な寒い夜です。そんな荒涼と..
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駒場ではブランショ・シンポジウム+久万美術館の写真展の図録、やっと完成です夜を寒み 俳書の山の中に座す (正岡 子規) 夜が寒いので病床の六畳間に俳句関係の書物を山のように積み上げて読書に耽る、という句意ですね。子規にとっては、情熱を傾けた俳句の世界に触れ..
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ジョナス・メカス展では吉増剛造さんのトーク+『瀧口修造1958・旅する眼差し』の刊行です日盛りの 墓かげ濃しや 吾を容(い)れ (橋本 多佳子) 今日など九月初旬の夏の残り、という一日でした。夏に戻ったかのような光を見てると、この多佳子の句が浮びます。晩夏の光が墓石..
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ソクーロフ監督の映画「ボヴァリー夫人」試写会+久万美術館では写真展「帰去来兮」が19日から地と水と 人をわかちて 秋日澄む (飯田 蛇笏) 暦は九月です。まだ湿度も気温も高い毎日ですが、もうしばらくするとこの句のような秋晴れ気分も体感できるでしょうね。秋の日の澄んだ光..
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吉野は天河大弁才天社を訪ねます+国立国際美では「やなぎみわ」展+湯川温泉「ゆかし潟」石塊(いしくれ)の のりし鳥居や 法師蝉 (芝 不器男) まさに夏の終わりの故郷の情景を詠んだ句でしょう。夏に田舎に帰省して、昔遊んだ神社あたりを散歩していると、よく馴染んだ鳥居の..
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「伊勢神宮と神々の美術」展に行きました+岡井隆さんの新詩集はえらく刺激的です百日紅 ラヂオのほかに 声もなし (中村 草田男) 「百日紅」は「サルスベリ」ですが、この句での読みは「ひゃくじつこう」のほうがよいのでは。六音の字余り句としましょう。真夏の激しい光..
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仙川で若林奮さんの版画展+詩人・三木露風の墓と三鷹周辺の古代遺跡群緑陰に 三人の老婆 わらへりき (西東 三鬼) 季語の「緑陰」は、明るい初夏の日射しのなかの緑したたる木陰を言いますから、ちょっとモダンでシャレた雰囲気を醸すもの。それが現代俳句の開拓..
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立原道造『盛岡ノート』の旅+ギャラリー小柳では鈴木理策写真展黄鶲(きびたき)が去つて しばらく黄が漂ふ (加藤 楸邨) 黄鶲はヒタキ科の夏鳥。その名の通り黄色の羽毛ですが、背には黒、翼には白が混じるといいます。鳴き声も美しいよし。黄色の鳥が飛び..
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森岡書店での堀江敏幸さんトーク+「四季派学会」夏季大会に出席します究極の 梅雨とおもひて 眠りけり (安東 次男) いつもは「この句が読めるか」と言わんばかりに読者を攻めるような、ひたすら難解な俳句作品を作り続けた安次(あんつぐ)さんですが、こん..
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吉増剛造さんIN名古屋・Cスクエア「光の棘」+C・ロナウドがレアル行き蛍くさき 人の手をかぐ 夕明り (室生 犀星) 入梅して、蛍狩りのシーズンを迎えています。犀星のこの句、ちょっと小説的な情景が喚起されます。一緒に蛍狩りに来たひとは、さっきまで虫を愛..