記事「詩」 の 検索結果 48523 件
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口紅口紅 少し似合わなくなった口紅をもてあまし それでも朝にはぬっていく なぜだろう、寂しさを重ねているようで 少し穏やかになれる色を見つけに歩いてみる 今より桜色に近い色を 優..
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映写機『映写機。』 映写機に閉じ込められたら 今日のささやかを忘れないよう 夕陽が眩しくて少しだけずらした椅子 そのぶん・・・テーブル三分の一だけ近づいたふたり ハニートーストにあった..
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届かぬもの『届かぬものは』 届かぬもの君の心のその思い 届かぬもの君の心の傷深さ 届かぬもの君の心の迷いみち 届かぬもの君の心の苛立ち 届かぬもの君の心の小さい闇 届かぬもの 届けたい..
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運の矢を待つ・・・空から落ちる運の矢を待つ 毎晩ゆっくり酒を酌む 堀口大学の「詩生晩酌」という詩だそうです。たぶん抜粋だと思います。 新聞のコラムから拝借しました。 人生に日の差す時期、..
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”マグロ返し!”君が唇を閉じて語らないのなら、僕はいつまでも黙っていよう 君が耳をふさいで聞かないのなら、僕はいつまでも聞かないでいよう 君が瞳を閉じて見ないのなら、僕はいつまでも見ないでいよう 君..
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さよならなんて言わないでいま閉じようとしたページに 結びつくものなどありはしないのです ただ 越えることのできるなにかが感じられるのです いやます傷みや かくれた情念 避けられない行動や ..
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一年のはじめの痛みをなだめながら 砂浜をあてもなくさまよえば 青味がかった波は まだらな金色にかがやいてうねりながらも 遠ざかりおだやかになって 行き止まりの水平線に船は白くそまり..
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悔やんでも悔やんでもいまさらはじまらない どう考えようと所詮 わたしが選択し わたしが行動したのだから それでも あのときに あのきらびやかな場に 身をおけば 微笑んで目..
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落下し大雨があがり 空は灰色に薄くゆらいで 川はそのゆらぎを写し黒くながれ あふれる堰は白い飛沫をあげ まわりは墨絵になって 遠い記憶の果てですでに存在しない おまえは ..
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さまよいわたしの不在は どれくらいつづいたのでしょうか 始まりすらつかめず 終末の予感にとらわれ つい 心がすくんでしまうのです 記憶をたどれば 広い通りを歩いて..
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平衡をわたしは いつだって平衡を保とうとして ある時 ストイックになって 水をかき分け 進む ターンはできなくて 水底に足をつけて 体を胸ごとフェンスにくっつ..
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男の時と女の時女は 部屋にたてこもり 厚手のカーテンの闇のなかで泣くこともあれば 部屋を出て 空の青さに目がくらみ泣くこともある 行き場がなくて 絶望という名の死にいたる病いに泣くことも..