記事「詩」 の 検索結果 48524 件
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ぴょんぴょん跳ぶほら穴から濡れた頭をだす 眩しい光りがあふれ 目を凝らすと そこは砂浜で たくさんの水着姿のひとがびっしり 横になってならんで陽ざしをあびていて わたしはどこへ行く..
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どうでもよくてあかちゃんの泣き声で目を覚まし 二階のはずれのほうで いつまでたっても泣き止まず どうして泣くのか お腹が空いているのか 粗相をしたのか どこかに痛みを感じてい..
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ゴミ入れおまえの 恥ずかし気な赤らんだ頬と そむけた切れ長の目と 逃げるように足早に立ち去った後ろ姿が 眠りのなかで よみがえり わたしは憐憫の情にとらわれ 立ち止まり ..
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幸せのかけらお風呂の タイルとタイルをくっつける白い直線の 剥がれた黒い穴に マイナスドライバーをさしこみ くたびれた穴をさらにひろげ 幸せの 砕けたかけらに見たて マイナスかプラ..
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虚しくはないヤツは苦々しく言った なんてバカか こんなこともわからないのか オレはうつむいた ビールのジョッキを片手でもってちゃぶ台においたまま 座布団にあぐらをかいたお腹の..
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男の時と女の時パイプイスに腰かけて 円陣を作って 見知らぬ他人を点線で 曲線で あるいは暗幕で みつめ眺めあっていれば 機をうかがって 笑顔をたやさないリーダー格の青年が 隣..
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いっぽん道わたしの わたしだけが辿ってきた道をふり返れば 道しるべの札も石もないふた股みつ股の道にでくわして たまたま うなだれて進んだ細い道を あるいは 遠景に魅かれつつ踏..
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まどろみのうとうとしたまどろみのほとりで 立ち上がり よろめいて歩み すぐ立ち止まって 目まぐるしい月の舟のへさきで おだやかな風をうけとめて ゆらめいて 氷が光りをなげるジン..
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待っててスマホに着信履歴があって それは 元日に終活なんてことばをそえて 年賀状のやりとりの終わりを宣告したかれ 中学時代の野球部のヒーローで 女の子にも人気があって ..
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寒のもどり寒の戻りか花冷えか どちらにしてもきびしくて 手が冷たい 首筋も足もともふるえる わたしは適応する力が弱くて 長袖の下着にすればいいのに 手袋をすればいいのに ..
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気ままにあいつに 万引きしてこいと言われ 命令され 学校の坂を下りた突き当りの文房具屋で もう忘れてしまったが 消しゴムでも鉛筆でもノートでもなく なにか盗りにくいものを ..
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雑踏のなか雑踏のなかから怒鳴り声がひびき おもわず立ち止まり 周りに目をやる 何ごとか 日常が異変をきたしたのか 危険がわが身にふりかかってくるのか けれども その音はすぐ..