記事「詩」 の 検索結果 48526 件
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これっきり『これっきりなんだよね』って おまえに話しかけながら オレは両手でバラ色のお椀をつくる 左手の小指の外側を右手の指の溝に埋めて それでも 小指は短かくて裏の人差し指の..
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まやかしのある夜 まやかしの花が咲く ほんのり白く あまい香りを風にふくませて ひそやかに ノラ猫が好奇心をくすぐられて 夢遊病の女が無意識をたぐり寄せられて 蛾が光りにてなず..
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揺れてレ-スのカーテンの 編み目をかさねたところに 影がよりそって 黒ずんで 扇がたのふちどりになって となりあって ゆずりあって その切りこんだ端は 要に向かって まっす..
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長い夜一 CDコーナ-で シカゴの『長い夜』が目にとまって 手に取った 記憶の奥底では 灰色の言い訳が重なって 秘密の除幕式の 薄く濃い まだらな黒のおおいが ..
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あはれ雨の音で目が覚めた 窓 開けたままだけどだいじょうぶかな 全開ではなかったはず 風は吹きこんでいないから 床が濡れてもたいしたことはないだろう まぶたに閃光がはしる ..
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暗い森なぜ こんなところをさまよっているのか わからなかった きっと またいつか来るために あるいは いいところがあるよってみんなに言いふらすために 森への入り口で ..
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男と女の時一 男は思った いつ 女は船を降りたのか きっとあの日に 最後のメ-ルがきた日に そのメールを読みながら予感が走ったものだった 船はもういや ..
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鮭おしゃべりのせいで 落書きのせいで 食べるのをはばかってしまうものがたくさんある 久しぶりに ランチをとりに行ったら 『日替わりランチ』ののぼりがはためいていて その横..
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決めた決めた 図書館で 空いたイスに腰かけて どんな本でもいい 目についたものを手にとって 膝のうえに置いて 静かさだけが ひそひそ話しや しのび歩きや 本のペ..
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日ざしはつよくて日ざしはつよくて 砂はきっとやけて 裸足で歩いたら ついつま先立ちになってとび跳ねて 小走りになってしまう はやく濡れた波打ち際にいきましょう そして 波は よ..
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もろくて儚くて思い出はなんてもろくて儚くて美しい たとえば なぐられて おもわずあてた手のひらに鼻血があふれて シャツにつかないように首をのばしたら 不意にうなじに空手の一撃をうけ..
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なめらかに外国人のカップルに道を訊かれた。 さっと地図を広げて、 『ここ』という。 そこは、 ここからはいくらなんでも歩くのは遠すぎて、 『ここから』 『歩く』 『..