記事「詩」 の 検索結果 48532 件
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鬼の留守に入道雲がもくもくひろがって 夏の晴れあがった空に それでもとんぼが 季節の秘密をにぎっているかのように 追いかけてごらん つかまえてごらん サングラスの曲面に きらめきをひっ..
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高速バスであごをすこし上げて 雨だれの流れはじめた窓ガラスに ひたいの隅をあてると 濡れたみたいにひやっとして 道路の継ぎ目やへこみにぶるぶると震える ぼんやり外を眺める さっき..
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またね一 またね だれにも再会できなかったけど 入りくんだ浦のどこにも鴎が飛ぶ 伸びほうだいの荒れ地にコスモスのひとむれが風に揺らぐ 三階建ての赤いむき出しの鉄骨が遠くにかすんで見える..
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ほほ笑むだけでいいほほ笑むだけでいい 暗闇にほんのり あかりをともすように 競うわけでも 気取るわけでも 気負うわけでもなく 口をとじたまま 静かに 一瞬でいい この い..
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てんてっとん難しいかもしれないけど だいじょうぶ さあ あたしと向かい合わせにすわって いい 両手をたたいて ぱちん それから 片手をあたしの手と打ち合わせて ぱちん そのとき ..
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欄干わたり子どもの遊びとはいえなかった 橋の欄干にあがったとき 子猫のようにうずくまったまま 体を動かすことはできなかった ずっと下に 大きく口を開けた黒い川が流れていた 欄干の先は..
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ちいさな虹ホ-スで打ち水をしていたら 濡れた地面から茂みまで なだらかなド-ムになって 金色のしぶきにけむった 小さな虹があらわれた くぐりぬけてごらん ホ-スをくくりつけて ..
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はかりあそびちょうだいな きょうはお祭り おめかししましょ 白粉ちょうだいな はいはい いらっしゃい あたしは両腕をさおにして 天秤になって いかほど ひとさじちょうだい..
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花あそび花遊びをしましょ 雨上がりの縁さきで 庭の菊の花の 柄の先をはさみで ちょんと切る 花の露がぽとりと落ちる ふう つんとする いい香り いい こうして 手..
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9月になって一 コンビニの駐車場のベンチで缶コ-ヒ-を飲んでいたら 目のまえでガシャンと音がする 自転車が倒れ男の子が起き上がろうとしている 二の腕の内側の日に焼けていない..
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海を眺めて波が荒い 水平線には 雲がつくったさびれた村がへばりついて 高台の小学校の校舎や鎮守の森がみえる そこから光る石段が幾重にもおりて 飛んだり跳ねたりしながら 風がわたってくる ..
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セミのなきがら道ばたにセミのなきがらが 仰向けに 細い足を絡ませて 頭を少しおこして ふたつにひらいた透明な翅の死の床に どこから落ちたのか 樹木は遠く 青い空に入道雲がつぎつぎせりだ..