記事「詩」 の 検索結果 48540 件
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ひらいた ひらいたひらいた ひらいた ..
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小舟蓮の花びらが池面に落ちて小舟になりました。 舟足は風まかせ。 緑の茎にふれたとき、 見えない魂がふたつ、寄り添ってひらひらと小舟に舞い降りました。 「おかえりなさい」 鯉や亀やス..
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扉光る路面に巨大なまだらの影がはしる。 いま、青空のずっと下方を利休ねずみの雲がよぎる。 小学校の周りをかこむ樹木がざわめく。 暗がりをまつヒグラシが息をふきかえす。 緑の濃淡にうつろう無数の雫..
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どうでもいい晴れていた。 この分なら大丈夫だと思った。 天気予報は終日雨。 もどり梅雨の天気なんてあてになるものか。 蒲団を干したまま出かけた。 少し涼しささえ感じて、まるで秋の天気のようだ。 自..
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お気に召すまま悲しみにうちひしがれて 目抜き通りを曲がると 突風が吹いて 砂ぼこりがまきあがり 店ののぼりがはためき 広告板がクルクル回り ビルの 行き交うひとの 徐行する車の 四つ角を境に登りき..
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高校野球高校野球、全国大会の予選がはじまった。 とくにどこが勝てばいい、という贔屓はないが、 めったに見ることのないテレビをつけた。 特筆すべき選手もいない無名の両校の試合だった。 ワイルドピッチがあ..
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首の牽引頸椎からの腕の痛みが再発した。 週1の首へのブロック注射5回で、何年かおさえていたがまた痛みだした。 地元の病院へ行った。 型どおりレントゲンを撮って、型どおりの診断。 それでも神妙な面持ちで..
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たわごとこんな話を聞いた。 とるに足らないたわごとである。 いやだ もういやだ なにもかも 小雨のなか自転車で出かけたら大雨にやられた 茶色のズボンに黒いしみがいくつかできたと思ったら..
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灰色の海買い物帰りに海に寄った。 梅雨明けを待つばかりの海は、 空とおなじく暗鬱な色調をたたえ、 いましも重なり合って、 巨大な妖魔に変貌するかに見えた。 灰色の海..
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飲みねぇてやんでぇ。 飲みねぇ。 あしたの心持ちの悪さなんて気にするねぇ。 さっさと飲みやがれ。 おめえみてぇによ、体の心配ばかりしてたんじゃこの浮世、おもしろくねぇ。 はめをはずして体に思い知らせ..
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自己否定旧街道ここは自己否定旧街道。 杉並木の未舗装の道がくねくねと続く。 見上げると、茂る枝葉のすきまからわずかに青空がのぞく。 ひとづてに聞いた、 新道に至る四つ角に立てば、 迷妄のくもの巣をはらい、..
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梅雨の晴れ間に梅雨の晴れ間に洗濯をしよう。 昨日変えたばかりの下着も脱いで、 どんどん洗濯機に放り込もう。 ここぞとばかりに汚れものをひっぱりだして。 すると箪笥のなかから干からびた思い出がこぼれてきた。 ..