記事「読書」 の 検索結果 44438 件
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吉行淳之介 驟雨(1966新潮文庫)「娼婦」は小説家にとって興味のある対象のようで、永井荷風には玉ノ井の娼婦・お雪との交情を描いた有名な『墨東綺譚』があります。『驟雨』(1954年芥川賞受賞作)もまた、若いサラリーマンが新宿の「..
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図書館から 電子書籍を 借りてみた図書館から電子書籍を借りてみました。これだと図書館に本を受け取り、返却の手間が省ける、今日読める!。と、だんだんモノグサになってきました。Wimdows、Mac、android、iPhoneに..
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マークース・ズーサック 本泥棒 (2007早川書房)銃後の小国民 本泥棒。またの名をリーゼル・メミンガー・・・ 1939年の1月のことだった、彼女は9歳、もうすぐ10歳になろうとしていた。弟が死んだ。 弟は埋葬され、この時リーゼルは墓掘人のポ..
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柳 美里 JR上野駅公園口(2014河出書房)東北の玄関口であるJR上野駅の公園口近く、ブルーシートの「コヤ」に住むホームレスの物語です。主人公は、昭和8年福島県相馬郡で生まれた8人兄弟の長男。主人公は、上皇陛下(小説では天皇)と同じ昭和..
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丸谷才一 輝く日の宮 ⑦(2003講談社)続きです。 「輝く日の宮」はなぜ消えたのか? 道長は、為時が献上した『源氏』を彰子に見せ、女房達はこれを争って読むようになります。おそらく女房のひとりが朗読し、彰子以下が聴くというかた..
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丸谷才一 輝く日の宮 ⑥(2003講談社)続きです。『源氏』の作者紫式部について考えてみます。受領の娘 紫式部の父親・藤原為時は、藤原家の傍流に生まれ、天皇に漢学を教える式部省の官僚です。歌人でもあり漢詩に長じ、藤原道長の催す漢詩の..
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丸谷才一 輝く日の宮 ⑤(2003講談社)続きです、いよいよ「輝く日の宮」を消し去った犯人探しが始まります。紫式部 と 藤原道長 「輝く日の宮」があったとして、誰が何のために消し去ったのか。作者の紫式部が自ら消したということは、物..
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丸谷才一 輝く日の宮 ④(2003講談社)続きです。『輝く日の宮 ①、②』と重複する部分もありますが、本書の核心です。 「輝く日の宮」は存在したのか? ヒロイン・安佐子はパネリストのひとりとして「シンポジウム・日本の幽霊」に..
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丸谷才一 輝く日の宮 ③(2003講談社)『輝く日の宮 ①、②』の期間の空いた続きです。先日読んだ『王朝日記の魅力』(蜻蛉日記)に、源氏物語は一種の政治小説だという記述があります。光源氏のモデルは、藤原氏から謀反の疑いをかけられ太宰府..
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グレゴリー・ケズナジャット 鴨川ランナー(2021講談社)第二回京都文学賞受賞作。基本は、22歳で田舎(京都府南丹市)の中学校の英語指導助手となったアメリカ人の日本滞在記です。作者は、自分を「私」ではなく「きみ」と呼びます。「きみ」と書くことで自分を..
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和泉式部日記のまとめ続きです。 和泉式部は、越前守・大江雅致の娘で和泉守・橘道貞の妻となったため、和泉式部と呼ばれたようです。本名不詳、この時代、貴族であっても女性の履歴は記録に残ること無かったようです、紫式部もしか..
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備忘録 和泉式部 年譜川村裕子『現代語訳 和泉式部日記』を読んできました。和泉式部はなかなか魅力に富む人物です。『日記』は敦道親王との恋の顛末、わずか九ヶ月の出来事を記したものに過ぎません。親王と死別した後、30..