記事「読書」 の 検索結果 44441 件
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川村湊 妓生―「もの言う花」の文化誌(作品社 2001年)『スカートの風』に「妓生(キーセン)」についての記述があり、興味をひかれて読んでみました。かなりマイナーな本です。タイトルの「もの言う花」は、妓生の研究書、李能和『朝鮮解語花史』(1927京城..
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呉善花 スカートの風(1997角川文庫)『韓国併合への道』『攘夷の韓国 開国の日本』読んで面白かったので、同じ著者のデビュー作『スカートの風』を読んでみました。前2作は、韓国人の目線で歴史から日韓関係を論じたものですが、『スカートの..
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サラ・ウォーターズ 荊の城 (下) (2010創元推理文庫)引き続き ネタバレです。 スウは、モードを騙したつもりが反対に騙され、モードの身代わりに「気狂い病院」に送られるというのが上巻。スウとモードは同性愛の関係になっていますから、下巻で、モードはス..
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サラ・ウォーターズ 荊の城 (上) (2010創元推理文庫)原題、Finger Smith(掏摸スミス)。19世紀ヴィクトリア朝のロンドン、泥棒(故買屋)一家に育てられる掏摸(すり)のスウ(スーザン)と、古城に住む「お嬢さん」モードの物語です。ディケ..
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中沢新一 大阪アースダイバー ③ (2012講談社)続きです。飛田 四天王寺から上町台地が大阪湾に落ち込む崖下の飛田、そこから旧釜ヶ崎に至る一角を、著者は大阪のなかでもとりわけディープな地帯だと言います。飛田、鳶田は、梅田、千日前など大阪七墓の一つ..
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中沢新一 大阪アースダイバー ② (2012講談社)続きです。 淀川の砂州、大阪でいう「キタ」に「ナニワの資本主義」が生まれたというなら、「ミナミ」はどうだったのかというのが、第三部「ミナミの浮上」。ミナミの地に深く潜り、土地にまつろう歴史をあぶり..
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中沢新一 大阪アースダイバー ① (2012講談社)「アースダイバー」とは、地質学年代上の第四紀(およそ258万8000年前から現在に至る時間軸。ヒト属の出現によって定義される)に起こった長期的な「人類と地形(景観)の相互交渉の過程」に光を当て、..
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サラ・ウォーターズ エアーズ家の没落 (下) (2010創元推理文庫)続きです。ポルターガイスト 名門エアーズ家の没落を描くゴシック風小説は、次第にホラー色を帯びてきます。内輪のパーティーで、何かに驚いた飼い犬が来客を襲ったことに始まり、ハンドレッズ館では不思議な..
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サラ・ウォーターズ エアーズ家の没落 (上) (2010創元推理文庫)原題:The Little Stranger。ハンドレッズ領主館 「戦争が終わって未だ2年しか経っていない」と言いますから1947年、舞台はイギリス中部ウォリックシャーの田舎町、1730年代に..
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島 泰三 ヒト、犬に会う(2019講談社)本書では、人とヒト、犬とイヌが使い分けられています。ホモ・サピエンスという人類ヒトは、イヌに出会ってはじめて「人」になり同時にイヌも「犬」になったという、犬好きにとってはまさに福音の書です。ウ..
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ラーラ・プレスコット あの本は読まれているか (2020東京創元社)図書館が休館のため、ついamazonでベストセラーということになります。1-clickですぐ読めるという誘惑には勝てません。全米で500万部売れたという『ザリガニの鳴くところ』の次は、出版前の..
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ディーリア・オーエンズ ザリガニの鳴くところ (2) (2020早川書房)続きです。 接点と言うほどのドラマはないのですが、カイアと殺されたチェイスとの接点が明らかになります。大学に進学して街を離れたテイトは、休暇には帰るとカイアに約束したにもかかわらず帰らず、カ..