記事「酒」 の 検索結果 28813 件
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〔明治屋〕再訪白い綿雲がいくつもいくつも浮かぶ青い空。風鈴が心地よい音色で鳴り続けている。家中開け放ったなかを吹き抜ける風がありがたい。雲たちはじっとしているようでも、少し目を離していてまた見ると、その位置と大きさ..
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酒場にて――夏の終わりに昼から飲む京浜急行川崎駅前の〔養老乃瀧〕をこの前に訪れたのは二年ほど前のことであったか。あのときも、確か夏休みのうちの一日だったはず。なじみの店員さんふたりと久闊を叙して写真を撮り、送ったものだった。 そ..
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晩夏一酌、雑感一刻――遅い夏休み総決算アブラゼミの鳴き声の中にツクツクボウシが一匹、また一匹鳴きだす。重ねて、コオロギが強い音を立てはじめた。 食卓から書き物机に席をうつし、パソコンを立ち上げている間にセミの声は止み、コオロギ数匹の..
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飲兵衛日誌――ウコンのおかげ呆れるほど酒を飲んだ一週間だった。「酒を飲むヤツの気が知れない」と言った舌の根も乾かぬうちに。そして様々な友人知己と会ったこの週。 日曜日。昨年秋、八十で逝った先輩の忌日に奥様と墓参りをし、その..
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海の精、ホヤ――立ち呑み屋の一夕ホヤを食べたのは何年ぶりだろうか。 信用できない店では注文できないし、 体調が振るわないときは、躊躇してしまう。 クセの強さに対抗できるだけの 「心の力」が要るのだろう。 いつもの桜木町..
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ささやかな豊かさ――ホッピーとピース週もおし詰まった木曜の夕べ。「ああ、何とか一週間勤められそうだ。身がもった」と安堵のなかの帰り道、ふと、「すこし飲んでいくか」。財布には千円札が二枚。「二杯飲める」――。 行きつけの立ち飲み酒場..
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野蕗の佃煮――春はこれ野蕗を煮るのに苦労はない。気長に煮れば、それでよい。 蕗の表面を洗う。葉のほうから根元に向かってしごくようにすると、羽毛のようなものが取れるだろう。 蕗を4センチほどの長さに切りそろえる。..
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三浦キャベツサンドと“金麦”サントリー“金麦”500mlは店の冷蔵ケースに1本だけ残っていた。セブン-イレブン新横浜2丁目店、03:56。ともに求めたのは“三浦産春キャベツのサラダサンド”。さいきん、この組み合わせが気に..
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土曜日の飲食記――酒飲みのココロしばらくウツで家に閉じこもっていた。月曜からは勤めに出なければと、土曜の午前、無人の事務室に行って、たまっていたメールを片付けた。大した事件も無かったようなので、ひとまず安心。たぶん、週明けには出られ..
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新横浜駅裏食い物屋事情――昔の味・今の店風邪の病み上がり、玉子丼を食べたいと思った。強烈に食べたかった。砂糖と醤油で煮られた玉葱をまとめる玉子のやわらかい味が恋しかった。材料は家にある。飯も、炊いたものが冷凍してある。ひと手間でつくることが..
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居酒屋放浪記4〔葛飾ヤキトリE〕東京メトロ千代田線の車内は蛍光灯が古くなっているのか薄暗く、ほぼ満員の乗客もその明かりのもと、一様に黒っぽい服を着ていた。みな押し黙っているさまは異様に見えた。以前、服装は景気を表すという話を聞いたこ..
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〔大衆〕から〔萬福〕へ――貧乏酒飲み、歳末の宵最高級品〔リーガル〕の靴が当然値段も高くて買えなかったところから、ただちに気持ちは転進、 「貧乏人は貧乏な生活をするしかない。いつも見ていたあの靴を買いに行こう」 ――落ち込み続けないところが、最..