記事「酒」 の 検索結果 28806 件
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燗の具合は?――お酒今昔ぶつぶつ独言或る港町、平日に泊りがけでおとずれた。通りに人がいない。歩いていてまれに脇を通り抜けるのは、小型トラック、軽乗用車ばかり。この町は老衰しつつあるようだ。 昼飯時、港の外れにあった食堂で今流行の海..
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ゴールデン・ボンバー 2――グラス酒、最初の一口いっぱんに、受け皿にこぼれた酒をどのように扱うかで、呑み手の酒品(なんて言葉はないか)が問われる。 いちばん格好がいいのは、グラスに表面張力ギリギリで安定が保たれているところを一口すすってその面..
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ゴールデン・ボンバー 1――「4杯目はダメよ」そういう名のバンドの “ゴールデンボンバー”のことではない。(むろん聴いたことはないのだが) 商標権の問題はともかく、“ゴールデンンバー”は、桜木町ぴおシティ地下2階にあるモツ焼き屋〔ゴールデン..
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蕎麦は伊東で。屋号は忘れた時代のついた染付けの蕎麦猪口が百個ほども、壁に埋め込まれたガラス棚に収められている。見惚れるほかなかった。それぞれ形が少しずつ異なり、同じ藍にしても色合いは様々。その奥行きの深さ……古手の蕎麦猪口。 ..
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コブクロ刺しはこう食べたいコブクロ。デュオの話ではない。もつ焼き屋のそれである。串焼きはいくらでも見かけるが、刺身はここ以外の店でまだ出会ったことはない。 生でもなく、煮上げられた固さもなく、ていねいに掃除されて程よく茹..
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夫婦相酔、焼酎は金宮うらやましいとは思わない。いかに彼らが、彼女らが睦まじく相対していても。ああ、そういう夫婦もあるのだなという、その程度のこと。しょせん、小子には妻との縁が続かなかっただけ。ひとりは独りで、これまたじゅ..
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早い午後に――哀れみは愛ではない桜木町の飲み屋〔一休〕を訪ねることには、ためらいと“突き抜け”の気持ちが同居していた。 その店では昔日、勤め先の先輩ノンベエがいるのと目が合い、呼び込まれて飲んだことがあった。自堕落な飲み方をす..
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下町徘徊――大口商店街、陽暮れて久しくドア口いっぱいに人が詰まった電車に、さらに押し込んで乗る気力なく、反対側に来る電車に乗って、隣り町の養老乃瀧に逃げ込もうとした。逃げる? たしかに、通勤戦争に敗れていた。混雑のピークにある横浜線菊名駅..
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貧乏飲み――きのう富士屋、きょう鳥竹サッポロ・ラガービールのラベルには郷愁を、古き佳きものへの懐かしさをおぼえる。人前に立つことなく、くすんで、ちょっと鈍感で、しかし本物で、正直で、奥深くて……。〔鳥竹〕の瓶ビールだ。 その大瓶一..
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メガネなしにはサンマもさばけず我が身の怠惰さには呆れる。雨に降り込められた昨日、ようやく夕方になって桜木町に繰り出して、食料品の仕入れがてら〔ゴールデンもつ〕で一酌。そして今日は、天気がよいのに速歩、遠足する気も起きず、電車とバス..
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カラダの限界――食い物日記6ようようのことで、たそがれ時に帰宅した。だどりついた、というのが正確だ。 娘の結婚問題が一つのヤマに差し掛かった昨夕、野毛で独り、したたかに飲んだ。明けて今朝はまだ調子がよく、セブンイレブンにサ..
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愉食快飲不一方 朋友交歓談論不尽――三田〔三味〕引き継がれてなおイヤ、楽しい会だった。月初めの金曜に集まることになって幾年か。四人の仲間の話は尽きない。 いつもは横浜日吉の〔庄や〕で開いているものを、このうちひとりが東京三田の勤務に替わったことから、息子の代..