記事「review」 の 検索結果 1187 件
-
セガ「ネットワーク対戦麻雀MJ3エボリューション」ゲームセンターにはあまり行かなかった。薄暗い隠微な雰囲気の漂う時代も、プリクラ以降のクレーンゲームや音楽系ゲームのあふれるポップな時代も、どこか微妙に肌に合わないと感じる場所だった。 そんなぼく..
-
田口久美子「書店風雲録」(ちくま文庫)子どもの頃から、本屋が好きだった。本屋をめぐる一番古い記憶は、今はもうつぶれてしまって存在しない書店の脇の低いブロック塀に腰掛けて少年チャンピオンを座り読みしていたある日の風景。その姿を、なぜだか第三..
-
アル・ライズ、ジャック・トラウト「マーケティング戦争」(酒井泰介・訳、翔泳社)久しぶりに読み応えのあるビジネス書にぶち当たった。アル・ライズ、ジャック・トラウト「マーケティング戦争」(酒井泰介・訳、翔泳社)がそれ。原著は20年前に刊行され、20周年記念版として著者の注釈や図版を..
-
御立尚資「戦略『脳』を鍛える」(東洋経済新報社)御立尚資「戦略『脳』を鍛える」(東洋経済新報社)はいつものように会社の近くの古本屋の100円棚から買い求めた1冊。このレベルの本が100円で手に入る現実を思うに、日本のビジネスマンは知的武装をする気が..
-
ダン・S・ケネディ「大金持ちをランチに誘え!」(枝廣淳子・訳、東洋経済新報社)例によって、職場の近くの新古書店でダン・S・ケネディ「大金持ちをランチに誘え!」(枝廣淳子・訳、東洋経済新報社)を見つけ、半額で購入。中身はあまりなく、最後の1ページに非常にわかりやすい要約までついて..
-
二宮清純「天才セッター中田久美の頭脳」(新潮社)ある年齢以上の人で、中田久美の名前を知らない人はいないと思う。最近の若いバレーボールファン(だかジャニーズファンだか)はどうだかわからないが。 中学生時代に名将・山田重雄に見出され、大谷佐知代と..
-
ひたすら本を読んでいた調子が今ひとつだと思ったら季節の変わり目恒例の風邪に見舞われ完全衰弱。病床で必死に汗をかきつつ本を読む日々でした。以下列挙と寸評。 北村薫「空飛ぶ馬」、「夜の蝉」、「六の宮の姫君」、「朝霧」(創..
-
中村博文「【熱血!寿司職人物語】音やん」(双葉社)牛次郎や寺沢大介、雁屋哲らが切り開いてきたグルメマンガはともすれば食が全面に出すぎて単調になるストーリーを料理勝負で盛り上げるというどこか共通するフォーマットがある。これはこれで、どう勝負の綾を組み立..
-
「アートは心のためにある:UBSアートコレクションより」(東京・森美術館)Brutus No.633号『すいすい理解る現代アート。』は東京メトロの売店でタイトル買いして目を通したが、割と行き届いた内容だった。現代美術の概観もコンセプチュアル・アートからミニマル・アートへ線を..
-
「宮島達男 | Art in You」(茨城・水戸芸術館現代美術ギャラリー)何を血迷ったか、不意に、水戸芸に行くぞ、と思い立った。1990年の開館とあるから、ちょうどぼくが現代美術にコミットしていた時期に不意に現れた施設のひとつだったのだが、当時横浜に住んでいた身からすると、..
-
安部公房「カンガルー・ノート」(新潮文庫)右側のリンクから「衰弱堂の書架」を覗いている人は想像がつくわけだが、古本屋で安部公房の本を立て続けに買って、手をつけていない。一冊だけ、「カンガルー・ノート」を先月読んだ。単行本で読んだような気がして..
-
森恒二「ホーリーランド act.182 伝説 ~Legend~」雑誌に連載された、少なからず愛着を感じている作品が終わりを迎えるということ、それは幸せなことなのだろうか。発売日になると続きを読みたいと思い、手に取る。その瞬間の喜び。そして読み終えたあとの、次の号が..