記事「scenery」 の 検索結果 225 件
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冬花火 ~一瞬の永遠~君は見たことがあるだろうか 冬の花火を 澄み切った大気の中に刹那を咲かせる 冬の花火を それはまるで 玩具を貰った子供の瞳のよう 煌めきを放ち 風に姿を変える ..
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名残の花びら名残の花びらが 不意に町を染めた時 ワイパーに絡む雪をじっと眺めてた ラジオの向こう側で 季節外れの雪を 黄色く喧しく知らせてる しまいかけだった セーターの..
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空知らぬ雪電車が刻む単調なリズムに 窓外の景色は軋みながら過ぎてく ぼくは窓に映った自分に向けて 馬鹿みたいに薄ら笑いを浮かべる 柔らかな手触りの陽射しは 早春という言..
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夏の夜は夏の夜は蒼 海に揺れる月の光 虫の音の縁取り 浅く緩い風 夏の夜は蒼 遠く瞬く町灯り 星の問わず語り 花火の残り香 切情と言うほど..
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夏の一コマ四万六千日の雑踏を 肩に背負って歩けば 風の形に 線香の煙 軒下の影は色濃く 弾む声の隙間から 風の形に 風鈴の囁き 酸漿市の賑やかは 夏の風景の一コマ ..
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春北斗あの時 二人で見た 北の夜空を覚えてる? 遠くに煌めいてた 夜景さえも霞んだくらいの 指さす その先に 深く描かれた七つ星 ゆっくり でも確かに 山影に下りてきたよね..
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繚乱まるで パズルのような路地を抜けて 傘を開く 少し しめやかな雨の隙間に ツツジの繚乱 君が まばたきをする その仄かな一瞬に 君の 涙を乾..
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都会の夜のせい夜の都会の ビルの影に隠れて 車にもたれたまま 君の背中を見てる 叶わない恋なら 捨ててしまえばいい 見えてはいないけど 星は必ずあるから ..
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ゆっくり帰ろうゆっくり帰ろう 通い慣れたこの道を 市井の気配の中 夜のしじまを泳ぐように ゆっくり帰ろう 街灯の灯りを踏んで か細い鼓動の上で 思い出を廻しながら ..
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閉じてゆく夏暮れ始めた夏の まだ眩しい夕陽は 少しずつ遠ざかる 蝉の声に煌めく 目を細めながら 波打ち際に立って 足早に駆け抜けた風に 夏の名残を見る さっき 足元で..
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かくれんぼあなたとわたしは 寂しいかくれんぼ 鬼がいるから隠れるのに どちらが鬼だかわからない あなたとわたしは いつでもかくれんぼ 探しに来ると信じて ただひらすら隠れてる ..
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紫陽花の隣川の辺に腕を差し伸べた梢のざわめきが 細い陽射しにきらめけば 不意に緩む時の流れ 雨の合間を縫うように空の碧が澄めば たちどころに退き切る 雲の白さえ眩しい ..
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