記事「scenery」 の 検索結果 226 件
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幸せの形梅雨の切れ間の小さな青空 春の名残をわずかに残してる 夏になりきれない淡い蒼に 白絵の具の雲が薄くたなびいた あなたの抱く幸せの形 優しげで美しいけれど それは多分わたしの..
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遠雷黄昏れてゆく窓で 雨粒が宝石に変わる ぼくは黙って海を見てる 潮騒が遠く聞こえる あなたを忘れたわけじゃない 面影失ったわけじゃない だって今でも夜に隠れて ..
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ドアに体を預けてビルの森を抜ける列車の 揺れるドアに体を預けたまま 窓の外を流れる景色見ながら 尽きせぬ走馬灯の影絵を夢見る 誰かがあげた華やいだ笑いに 懐かしい君の笑い声を重ねた けれどあん..
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雨に泣く雨に泣く 朱門の紅を くぐりながら 君は傘を揺らす 小ぬか雨 震える松の葉が 雫ひとつ 抱えながら揺れる 儚げに 見える後姿が とても小さく 思えるのは ..
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春の夜空「あれはおおぐま座」 「こちらはうしかい座」 覚えたての星座を 君は夜空に数えてる それにつられて ぼくも空を見上げる 穏やかな毎日を 彩る春の夜空 恋しいと思える..
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潮騒春を迎えた浜辺で 水平線を眺めれば 遠いあの日を思い出す 君がそばにいたあの日を 弧を描く海岸線の 遥か向こうに見えるのは 犬を連れて散歩する人 その面影がどこか似ている ..
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gentle breeze舟が白い帆に 風を受けて進むように ぼくも背中を帆にして 風を受けて歩いてみよう 少し足取りが 軽くなればいいのにな いつも俯き加減な 顔を上げて歩いてみよう ..
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sweet ripples人気のない浜辺に立つ 足元に寄せるさざ波 吹きつける夜の風が 頬を凍らせて通り過ぎる 折から空にかかる月は ほの白く かつ青白く 寄せて返す波に託して 月の光が足元を濡らす ..
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餘部(あまるべ)の海いつか見た 餘部の海は 冬の凍てつく風を はらんでいた うなりをあげて うち寄せる白波 砕けた後に 雪の舞い 数えること 星の数ほど 悲しみを抱えていると ..
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香月 (かづき)真冬の空に 月が香る 透明な夜気に 月が香る 青白く さらに青白く 真冬の空に 月が香る グラスの縁に バーボンの琥珀に 立ち上る煙草の煙に..
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帰郷 ~迎える人~静かに列車が停まる 急にざわめきだすホーム 古びた時計の針が カチリと音を立てて動いた 発車時刻を知らせる アナウンスが耳につく 長い長いホームを 端から一目で見渡す ..
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8月人気のない 海岸沿いを歩く まだ陽射しは 夏の余韻残して 波頭を 熱くするけど 人気のない 海岸沿いを歩く 向かい風を 体に受けながら 少しだけ 冷た..