記事「scenery」 の 検索結果 226 件
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琥珀ベンジャミンの葉陰 その向こう側 うずくまる子猫みたいに 夜風が渦を巻く わずかに開けた窓 その向こう側 一枚の絵画みたいに 夜景が息をつく 物語はこれから始ま..
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透明な風秋の透明な風が 曲がり角で佇んでいる ぼくは夏の陽炎見てる気分で 少し離れて眺めてる 昨日の夢の名残に 追いつけないそんな夜は 誰だって暖炉の火が恋しくなるよね 夢をあぶりだ..
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沈む夕日を沈む夕日を 追いかけたくなって 川沿いに土手を 西に歩いてみた この手を伸ばせば 届きそうなくらい けれどなぜだか 近づけないまま 秋の高い雲が 紅に染まって..
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なぜ ~O.S.C. 3~貴女の電話 久しぶりの呼び出し か細い声が 携帯電話を震わせる 交差点前の喫茶店 窓際の貴女は ガラス越しにぼくをみとめて ふと目を伏せた 相変わらずの都会の空気 ..
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朝の風景 ~O.S.C. 2~街角のカフェに座ってカプチーノの香りを抱く 右から左に流れるのは移ろう時間の帯 絶え間なく過ぎてゆく車の波 そして人の群れ クラクションの音に新聞から無理やり視線をはがす さっきま..
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空と花と ~花の風景 2~季節それぞれの空があり 季節折々の花が咲く 巡り巡る季節は 永久の約束 空と花も また同じ 薄青く光る春の空には 可憐にささやかに歌う花 白と青で斑に染まる..
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展覧会 ~花の風景 1~花の写真を見て歩いた 町のアマチュア展覧会 販売するつもりはないらしい 自分の作品を見てほしいだけ あらゆる場所と時間と光の中の ほんの一瞬を切り取ったそれは 今に..
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多分未来は。。海を見たくて アクセルを踏んだ 岬沿いに走る道路 思い出が続いてる 風をはらんだ 白い帆が見える いつか遠い未来に 二人で帆を張りたいと思ってた 人は皆 刹那に行きかう..
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キャンディの恋ふとした時に 心の表面を過ぎるのは 貴女の姿で もう手を伸ばしても届かないくらいの昔 青春の一コマの貴女 例えばそれは 駅へと急ぐ橋の上で 風を感じたとき それから喫茶店の窓際..
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プリズム差し込む光 交差する虹 手を伸ばせば 直ぐそこにあるのに この身体に受けた 空から降る光は 逃げて行くように 掴めぬ光生み出す 孤高に輝く それは プリズム ..
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浅い夏古都の細道 ひそやかな風 揺らめき招く 浅い夏の陽だまり ざわめきたわむ 青竹の影 幾重にも重なる 浅い夏の陽だまり 道に迷えば 空を見上げて 雲に重なる ..
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山茶花ひそやかに咲いている その花は山茶花 秋と冬の間を 秘めやかにつないでる 秋暮れに揺れている その花は山茶花 急ぎ足の風さえ 足を止める鮮やか ひっ..