記事「パロディ」 の 検索結果 1753 件
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 83「皆、ありがとう。後は、私が処置するから―――」 キョウジがそう言って、皆に礼を言う。あれから皆は東方不敗のアジトに帰り、シュバルツはキョウジの研究室の寝台に、運び込まれていた。 「兄さん、何か..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 82「シュバルツ、大丈夫か?」 ようやくハヤブサも、シュバルツに声をかける事が出来る。それぐらい、先程の二人の口論は、他人の介入を許さない雰囲気があった。 「平気だ」 シュバルツの方は、まだ怒り..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 81ダンッ! と、ハヤブサが踏み込み、龍剣を仮面の魔道師に向かって振るう。 「チィッ!!」 魔道師は、ハヤブサの攻撃を間一髪で避けた。 「二人とも無事か!?」 シュバルツと魔道師の間に割って..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 80最悪だ。 今まで自分がしてきたミスの中でも、最悪の部類に入るミス―――それを、自分は犯してしまった。 キョウジ・カッシュが二人いる事を、敵にばらしてしまった事。 そして―――DG細胞..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 79ドンッ!! 続けて、パリン、と、ガラスの砕ける音がする。魔道師の仕掛けた最後の『要』に、ハヤブサの龍剣が突き刺さっていた。 「ギャアアアア―――ッ!!」 断末魔の叫びを上げ..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 78闇の中で、魔道師が嗤う。 ここまでは、計算通り。 さあ―――後、もう一息だ。 (何だ……?) シュバルツがふと違和感を覚えて顔を上げる。 何だろう、これは。 何かが、お..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 77「…………」 そのまま木の幹に凭れて目を閉じ、勾玉の気配に集中する。最初の内は、あれほど濃厚にキョウジの体内でその存在を主張していた勾玉も、痛みが薄れてくるにつれて、その気配も、おぼろげな物になっ..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 76「……マスターアジア…」 ハヤブサは構えを解き、龍剣を下ろしながら東方不敗の方を見た。 「フン―――これを仕掛けた奴は、ワシらが子供、赤子の類を見れば、手が出せんとでも思っておったのだろうよ。だ..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 75「キョウジ……もう時間切れだ。移動するぞ」 そう言ってシュバルツがキョウジを抱きかかえる。キョウジはあきらめた様に「は~い」と、生返事をしながら、大人しく従った。 「…………」 疾走するシュ..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 74「ハヤブサよ…。これで『術』とやらは破壊出来たのか?」 東方不敗の言葉に、ハヤブサは頭を振った。 「いや、まだだ…。見ろ―――」 そう言ってハヤブサが印を結んで呪を唱える。すると、ハヤブサの..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 73「……………」 シュバルツはそっとキョウジを近くの大きな樹の根元に下ろした。そしてその樹を背に、キョウジを庇うようにして、その前に立つ。すらり、と、右手で剣を抜き、構えた。 ふと、懐に有る信号..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 72化け物から落とされる兵の数は、なおも増え続けて行く一方だ。 「ドモン!! お主はキョウジの護衛に回れ!! 化け物に直接ダメージが与えられぬと分かった以上、キョウジを守る事を優先した方が良い!!..