記事「パロディ」 の 検索結果 1753 件
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 59(くそっ! 退却すべきなのか!?) 傷だらけになっている自分の隊の兵と、どうしても渡れない橋を見ながら、ダレクは唸っていた。相手の戦力を、たかだか3人と侮った。その結果がこれだ。 あの男は、姿..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 58シュバルツは、ハヤブサが奇襲を仕掛けている間に、気配を消して敵陣に紛れ込んでいた。もし、忍者隊とダレクの間で連携が取れているのであれば、それをかく乱するつもりでいた。しかし、忍者隊とダレクの間には、..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 57丘の上に佇んでいたキョウジが、不意に馬首を返す。それを見た兵士の一人が叫んだ。 「目標が逃げるぞ!!」 「逃がすか! 追え!!」 前方の兵士たちは、そのままキョウジに向かって突っ込んでい..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 56「―――本当に、こんな所にキョウジ・カッシュは居るのか?」 輸送機からギアナ高地に降り立ちながら、ダレクはいまだ半信半疑だった。キョウジ・カッシュをロストしたのは日本のはずだったからだ。だが、..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 55「第6章」 ハヤブサとシュバルツに、敵の内偵作業を頼んでから、二日が経過している。 そう、たった二日のはずなのだ。それなのに。 今、キョウジと東方不敗がいる部..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 54「全く―――世話の焼ける奴じゃな」 東方不敗がため息と共に口を開いた。 「生きる道があるのならば、生きればいいのだ。足掻ける道があるのなら、足掻けばいいのだ。何を遠慮することがあろうか。死ぬ事な..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 53「いや、でも……世界中から非難されると言う事は、あちこちからちょっかい出されたり、交渉事を持ちかけられたりするわけだから…。そうなったら研究どころでは―――」 「その辺は問題なかろう。ある程度の交渉..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 52「運よく、勾玉を持った私がシステムを乗っ取って、化け物を完全制御できたとして―――」 キョウジは懸命に説明した。この作戦を行った場合、自分が―――というより、皆が背負わなければならなくなる、リスク..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 51「…………」 運んできてくれた四つのコップの内の一つに手を伸ばして、水を飲む。 (おいしい……) ようやくキョウジは、人心地がついた。 「キョウジよ。お主『今のここの設備と技術ではこれが限..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 50「まず……確認したい事が、あるんだけど……ハヤブサ…」 「何だ?」 キョウジに名を呼ばれたハヤブサが、顔を上げる。 「今までの事例で……『化け物』が、勾玉を取り込みに来るまで、どれくらいの猶予..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 49翌朝。 キョウジは起きて、パソコンに向かっていた。その横に、シュバルツが控えていた。 キョウジは、まだ熱も引いていない。痛みも、断続的に続いているようだ。本来なら、寝ていてほしい所だ。 ..
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キョウジ兄さんたちに捧げる物語 48「誰か…いたのか……?」 「いや、気のせいだった。無理に起きようとするな! キョウジ―――」 その制止の声を聞かずに、キョウジは上半身を起こした。 「平、気だよ……。寝てても、起きていても……..