記事「ヒューマンドラマ」 の 検索結果 1135 件
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『独裁者と小さな孫』:自らが作り出した地獄巡りへ、ようこそ @ロードショウ・単館系2015年最後の劇場鑑賞作品はモフセン・マフマルバフ監督がジョージア(旧国名:グルジア)で撮った『独裁者と小さな孫』。 モフセン・マフマルバフ監督といえば、アッバス・キアロスタミと並んで、80~..
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『海難1890』:救難1895 日本トルコ友好の架け橋 @ロードショウ・一般劇場東映のお正月映画『海難1890』、ロードショウで鑑賞しました。 監督は『利休にたずねよ』『サクラサク』の田中光敏。 あまり上手い監督ではないなぁと思っているのだけれど、デビュー作『化粧師 KE..
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『恋人たち』橋口亮輔監督:個人は描けたが、世間は描けてないのでは・・・ @ロードショウ・一般劇場『ぐるりのこと。』以来7年ぶりの橋口亮輔監督作品『恋人たち』は、今年、一・二を争う注目作品。 前作『ぐるりのこと。』では、夫婦の物語を通して、日本という国全体を文字どおり「ぐるり」と見廻した。 ..
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『母と暮せば』:幸せな日々は一瞬で消えゆく、それが戦争 @試写会井上ひさしの舞台劇『父と暮せば』が黒木和雄監督によって映画化されたのは2004年。 原作者・井上ひさしが対となる作品として構想していたが果たせなかった想いを山田洋次監督が映画化したのが、この『母..
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『振り子』:パラパラ漫画だけにしておけばよかったものを・・・ @DVD・レンタルお笑い芸人(元をつけたほうがいいのかしらん)の鉄拳が描いたパラパラ漫画を原作にした夫婦愛映画『振り子』、DVDで鑑賞しました。 夫婦もの映画には、最近とみに弱くなっているので、いかばかりかしらん..
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『黄金のアデーレ/名画の帰還』:真摯な歴史観を持つことを問いかける映画 @試写会ヘレン・ミレン主演の『黄金のアデーレ/名画の帰還』、試写会で鑑賞しました。 ナチスに奪われた名画を取り戻す話は、先ごろオールスターキャストの娯楽作『ミケランジェロ・プロジェクト』が公開されました..
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『ハッピーエンドの選び方』:認知症と尊厳死を安易に結びつけないで @試写会珍しやイスラエル映画がロードショウ。 映画は『ハッピーエンドの選び方』、安楽死・尊厳死をテーマにした映画です。 同じような題材の映画というと過去には『海を飛ぶ夢』『ミリオンダラー・ベイビー』『..
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『野火』 塚本晋也監督:地べた這い回り、忌まわしき戦争の記憶 @ロードショウ・単館系戦後70年の今年、対極ともいうべき2本の戦争映画が公開されました。 1本は、政治家たち戦争指導者を描いた原田眞人監督『日本のいちばん長い日』、もう1本がレイテ島での一敗残兵を描いた『野火』。 ..
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『ボクは坊さん。』:未熟なものが成長していく王道ストーリー @試写会伊藤淳史が職業としての坊主になるというハナシの『ボクは坊さん。』、試写会で鑑賞しました。 観たことはないけれど、爆笑問題が坊さんたちを集めたバラエティをテレビでもやっているし、坊さんブームなのか..
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『ベトナムの風に吹かれて』:優しい風が吹くだけの映画ではないですよ @試写会敬愛する大森一樹監督の新作『ベトナムの風に吹かれて』、松坂慶子ほかが登壇する完成試写会でいち早く鑑賞しました。 大森監督の新作を観るのは2002年の『T.R.Y. トライ』以来。 その間、いく..
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『岸辺の旅』:死せる夫とただ虚無空間を彷徨う妻の話 @ロードショウ・シネコンカンヌ映画祭で監督賞を受賞した黒沢清監督最新作『岸辺の旅』、ロードショウで鑑賞しました。 毎回、題材に惹かれ観に行くのだけれど、ほとんど裏切られている同監督の作品。 今回は、前作『リアル~完全..
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『ハンナ・アーレント』:深遠なる善を追求のため人は思考する @DVD・レンタル2013年秋に単館系で大ヒットしたドイツ映画『ハンナ・アーレント』、DVDで鑑賞しました。 近所のショップでは、準新作から旧作になった途端に姿を消してしまい、少々遠出をして借りに出かけた次第。 ..