記事「ポエム」 の 検索結果 3079 件
-
いつだって東の空が 瞬き始める 水平線が 朝になる 寄せては返す 波濤がざわめいて ひらがなみたいに 優しく弧を描く 見えない風が 走り抜けていく 一粒の光 残して ..
-
心守人~こころ・もり・びと~伏しがちな目を まっすぐ上げればいい 目を大きく開いて 腕を大きく開いて 風に舞う夢の種を その胸に抱けばいい 涙の色に 染まりそうなときは あの白い雲に ..
-
時計代わりに季節の移ろいを 花の色が知らせるように 蝉しぐれに雪崩れながら 今日一日を思う 記憶の片隅に 爪で傷をつけるみたいに 雲にかすむ夏の月に ふと溜息でキスをした ..
-
焼け残りの月 ~MOON Spin-off Version~擦り切れた風の形を真似した 雲の列が 月の光を映している 遠回りしているみたい そう感じてる都会 夜の静けさの中で 思い出してね 忘れないでね 手を伸ばせば..
-
月影を纏って ~MOON Final~夜空を見上げて 身じろぎもせずに一人 夜の帳の汀で 月影を纏う 失うことから 始まることもあるのだと 冷たい光がそっと 耳元で囁く 見せかけではない 本当..
-
有明月 ~MOON #4~有明の月 眺めながら 今日の一日を思う どれだけの言葉を紡ぎ 誰の心に触れるのか 透明な白 纏いながら 朝日に滲んでゆく 藍色に染まる雲が か細い風にたなびく ..
-
十六夜 ~MOON #3~十六夜 月に 願いをかけたいのに いつまでたっても 通わない心 十六夜 月に 答えがあるのならば 進まない心 待ちぼうけ ためらうことが もしも罪..
-
白道 ~MOON #2~人知れず 通い道 誰もいない ひとり 絹越しに 見るような 朧にかすむ月 滔々と 下る河 星の煌めきのよう ちらちらと 音を立てて 足元に寄せる波 ..
-
星食 ~MOON #1~星がそっと隠れるように あなたの背中にもたれる わたしは小さな星 あなたは月 やるせない思い 身を削られるような それでもわたしは 背中に寄り添う ..
-
想い、重ねて (Memorial Writing 500)天翔ける想いは まるで砂粒 息を殺して 指を伸ばして そっと そっと 掘り出す 夢馳せる想いは まるで星屑 眼を見開いて 風をよけて そっと そっと ..
-
風の面影 ~風の面影 final~気負いなどなく あくまでたおやかに 雲の形を変える 風になりたい 通りすがりに あくまで穏やかに 梢にささやきかける 風になりたい 何気ない日々の 片隅に..
-
いつでも祈っている ~風の面影 #5~あなたに届くだろうか 風に託した言葉が 小さな声で 囁き預けたけど 春の陽射しには 鳥のさえずりが似合う 透明な心なら 聞こえてくるだろう ..