記事「ポエム」 の 検索結果 3079 件
-
塗り絵 ~風の面影 #4~遠いあの頃に 心の一部が残っている 特に大きな理由なんてないけど 確かに置き去った なにか それを思い出という 単語に置き換えたくはない むしろ風化させないように 抱き締..
-
柔らかな夜 ~風の面影 #3~柔らかな夜を行く あなたも わたしも 月に照らされながら 柔らかな夜を行く 街灯の光さえ 霞んで見えるような 月に照らされた道 柔らかな夜を行く 若葉が似合..
-
紫蘭 ~風の面影 #2~あなたが決めた さよならの風景は 窓辺に 花の鉢植え 春のそよ風が レースのカーテン揺らす 柔らかく膨らんだそれは 風の形かな 大切なものに いつも気..
-
足跡 ~風の面影 #1~あなたと歩いた 春先の海辺は 優しさに溢れた 寄せ波の縁取り 狂おしいほどに 愛しいと思えば 遠くの松林 緑が色濃く見えた 懐かしいと 胸がすっぱくなる ..
-
Edge Of Time ~E.O.T. final~その頬を 染めたのは 夕日の残り火 風の仕草 繰り返し 寄せる波 波音砕けて 雲にこだま 俯く影に そっと寄り添う 時を道連れに..
-
砂時計 ~E.O.T. #5~音もなく さらさら 秘めやかに 軽やかに 透明に ゆらゆら たおやかに さりげなく ためらいは いささかもなく それはまるで 尽きることさえ知らぬよう ..
-
Misty ~E.O.T. #4~毎日という日常は 霧の中にあるという 手探りで 迷いながら 送るものだという 姿さえも定まらない 霧の向こうに見える 明日と呼ぶ 次の国へ 旅をしているのだ ..
-
時の川のほとりで ~E.O.T. #3~果てることのない 時という名の川は 指を滑る 砂粒のようで 小さな掌に すくいとるようにして わたしは ここまで生きてきたのだ 明日が来るということは 当たり..
-
止まったままの時計 ~E.O.T. #2~壁に埋もれたままで 止まったままの時計 まるでそこだけ切り取られて 身じろぎしない時間 雲の切れ間に見える 透き通る空の蒼 束の間に届けられたのは 揺るぐこと..
-
ひとしずく ~E.O.T. #1~春の宵の蜃気楼 遠ざかる黒髪に 幼い沈丁花が 風を染める 東風吹かばと願えば 冴え渡る雲の峰 折から届くのは 赤に滲む空 止めどなく 音もなく 流れるは ..
-
花のように 星のようにずっと感じてた いつもわかってた 永遠という言葉の なんて儚いこと いつかわかる日が きっと来るだろう 尽きない時の流れを 永遠と呼ぶことを 空の青さや..
-
愛しいと愛しいと一言 つぶやくだけで あなたの その 小さな心が救われるなら ぼくは何度でも 囁きかけるよ 太陽が沈むまで 月が朝焼けに溶けるまで 白いカップに立ち上る..