記事「ポエム」 の 検索結果 3079 件
-
命一輪咲くと定めを 抱いて咲くなら 小さく 密やかに 開く花でいい 空を見上げて 風をはらんで 大きく 思い切り 生きる人がいい 涙を 哀しみを 連れて行く ..
-
小さな祈り消えかかる虹の その一瞬の煌めきに 指を絡めて 明日の幸せを祈った 駆け抜けた風の その一陣の揺らめきに 瞳ほそめて 今夜の穏やかを祈った そんな小さな祈りを ..
-
地層雪のように降り積もるのは時間という細かな粒子だ 幾層にも積み重なりながら歴史という名の地層を成す 地層の一部分を切り出せばそれは時代という名の標本になる そしてわたしは地層の表層面に立ち..
-
爪先立ちの心空に降る星のきらめきを 拾い集めてみよう 寂しさと愛しさはいつでも 隣り合わせで風に揺れる あとどれだけの 季節を数え上げたらいいのだろう 誰か教えて この小さな..
-
冬の蛍冬の蛍が 街灯の輪に群がる しんと清かな 冬の夜更けに 夢の名残が 心の襞に群がる ふいに湧き立つ 涙の苦さ 人はみな誰も はからずも生きているのだと..
-
旅人 ~Timeline Final~人の旅路は 深い霧の中にある 振り向いても何も見えず 行く先も手探り 空の蒼さや 星明かりを愛でながら 不安に苛まれている 心慰めながら 産まれ来たときは 泣..
-
時計 ~Timeline #5~時計の針を止めてみた 気付かれないように テーブルの下で そっとね アールグレイの香りの向こう あなたの笑顔が 愛しかったから とてもね 永遠なんてどこにもない ..
-
折り返し 復路にて ~Timeline #4~わたしに許された 人生の道のりは すでに折り返しを過ぎて 復路の坂を上り始めてる わたしに渡された 襷の色も褪せ初めて 他の誰かに渡すより いっそこのまま背負い続ける ..
-
かけら ~Timeline #3~書きかけの詩が 引き出しの奥から出てきた まるで 他人の書いた 見知らぬ地図のようだ 乾いた風に 音を立てる枯葉みたいで それは 心のない 手紙を読んだ気分だ..
-
マリオネット ~Timeline #2~窓を叩く雨 冷たい銀の糸 忍び寄る冷たさに ポケットを探る 雨に濡れる街 傘の花が咲けば 煌めきを放った 雫が眩しい 偶然に偶然を 幾重にも重ねれば あ..
-
朝の雫 ~Timeline #1~梢の隙間から 零れ落ちる朝の雫 小さな陽だまりは まるで揺らめく水面 若さに逃げたこと 積み重ねた季節の数 小さな後悔は まるで音のない寄せ波 もしもぼ..
-
MEMORY ~Winter Mood Spin-off Version~石畳の 古い街を歩く 噴水の水も 凍てながら流れる 鄙びてる 記憶の底を そっと手探りしながら 目を細めて歩く よく二人で座った オープンカフェも 庇の..