記事「ポエム」 の 検索結果 3138 件
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ささやかな二文字ひっそりと咲いた あなたへの恋心 夏の陽射しにも負けずに わたしの胸の中で 大きな背中を 人波に追いながら また少し花を開いた わたしの胸の中で ささや..
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いま 動いた御大師様の縁日に うちわ片手に浴衣の君 白地に咲いた朝顔の 淡い紫が仄かに薫る 金魚すくいの賑やかに 子供らの声 夜に舞い 線香花火 散り際に 君は御籤ひき「小吉」という..
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ノック時折 遠くを見るようなまなざしをするね そのたび ぼくはひとり取り残されたような気がするよ こんなにそばにいるのに こんなに遠くに感じる 梅雨明け 蒼が増した空が..
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自由になるために叶わないことがどんなにあっても あるいは願ったことが違う道を辿っても わたしはいつでも自由でいたい 空を行く鳥のように ゆるがない夢が手をすり抜けても それから祈ったこと..
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波打ち際 ~なみだのわけ Spin-Off~誰かが残した涙の跡 波打ち際で戯れてる まるで雨だれが穿つ 軒下の風景みたい 涙の後を追うようにして 迷いの溜息が並んでる まるで雨だれを囲む 苔むした石みたい ..
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涙の理由 ~なみだのわけ Final~頬濡らす 涙のわけを 多分ぼくは知ってる とめどなく あふれる涙 止められないことも 遠ざかる 記憶の色が 思いのほか強くて 切なさに 膝を抱えて 夜明け..
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時の贈り物 ~なみだのわけ #5~ふいに泣きたくなることがあるよね 大人も子供も関係なく 泣きたくなるよね 悩みとか 苦しみとか 怒りのゆえに 多面体の顔に疲れたとか お腹が空きすぎたとか 抑えよ..
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鬼灯 ~なみだのわけ #4~鬼灯の紅が夏日に揺れる 君の浴衣の紫陽花が哀しい 涙をこらえて下駄を鳴らせば 鬼灯市の風鈴が沈む 四万六千の幸せと 何を引き換えるの 家路を辿り手をほどけな..
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俺たち (おじさんのエレジー) ~なみだのわけ #3~君は46歳になったそうだね ぼくはこの秋49歳になるけど こんな歳になるとなんとなく 人生の先が見えてくるよね 何年ぶりになるのかな こうして二人で酒を呑むのは これからは..
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男坂 ~なみだのわけ #2~男坂は嫌だと言うから 手をつないで女坂 緩やかに上る風 ふわりと立ち止まる君 眩しいほど白いブラウスに 日傘の影が落ちてる 梅雨はもう明け間近 見下ろす坂下の町 ..
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空の青 ~なみだのわけ #1~忠犬ハチ公を目印に待ち合わせをしてみる 行き交う人の群れは休まない波のよう 規則的に色を変えるのは信号のふた色 空だけは変わらずに 夏の青に染まったまま 早く着きすぎたのはぼく..
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御影供 (みえく) ~静謐の森 Spin-Off~古の小径往けば 遠く読経の地鳴りか 御影供の響きの なんて切ないこと 離れ行くほどに霞む 木々の粗い肌の上に 木霊の色増し なんて朧げなこと 翠深き杜に ..