記事「ポエム」 の 検索結果 3080 件
-
冬の祈り薄蒼の空を 雲が流れてゆく 潮騒に染まった 西風に身を任せ 生まれるところは 水平線の向こう 行方定めぬまま まだ旅路の途中 雪交じりの露 通りすがる雨が 荒れ模様..
-
鳥水面を蹴りながら 舞い上がった鳥 弧を描きながら 空を駆け上る どこを目指していくの? なにを見つめているの? 広げた翼に 空は優しいの? 命かけた 長い..
-
夢銀河 ~Extra Edition~改札口を出てくる君を待ちながら 車のシートを少し倒してみた フロントガラスから見えるわずかな夜空を 流れ星が横切った あんなにも唐突に一瞬見える星に 願い事を唱えるなんて無理だと..
-
粉雪の並木道 -Third Scene-明日へと続く階段にも 粉雪は降りますか もしも降るのなら 眠らぬままで その途中で 雪を見るのに 明日へと続く階段にも 粉雪は積もりますか もしも積もるなら ..
-
粉雪の並木道 -Second Scene-ぼくたちの上に 2年目の雪が降るよ その小さな掌に 吸い込まれてゆく粉雪 あの雪の日から 季節を一巡りしたね 思い出アルバムが 少しずつ増えてきたね 若さゆ..
-
粉雪の並木道 -First Scene-国道から少し西に入れば いつもの並木道 今年最初の粉雪が 舞い落ちて消えてく 鉛色に染まる空はまるで アスファルトの街の一部 鏡の向こうの世界の色 そう思って少し肩をすぼめた..
-
梅はまだか足元おぼつかぬままに 太鼓橋を上りきって 欄干の紅に手をかけたところで 君を思い出した 境内の焚き火を見つめ 炎の温もりに手をかざす その頬に紅が差していたのは 風の冷たさゆ..
-
冬擬き震える並木の枝 寒風に凍えて 寒椿の紫が そこだけ色を添える 雲間を探しつつ 差し込む日の光 その色がわずかに 灰色に染まった 冴える百舌の声に 夢から覚めた..
-
蝋梅蝋梅の淡い黄色が 冬の空の浅い蒼に咲く 手を伸ばして指で触れれば 今にも色が混じりそう 思えば人の優しさは 時に疎ましさと入り混じり 何を信じて何を愛せばいいか わからな..
-
ご挨拶 : 2008年の締めくくり2008年もそろそろ幕を閉じます。年齢を重ねていくにつれて少しずつ、時間が過ぎる速度が速くなっているような気がしてなりません。「光陰矢のごとし」 というのが身に沁みて感じられるようになって..
-
夢銀河3 ~旅の続き~さっき通り過ぎた 干潟星雲は少しさびしかった 君はそういいながら 窓ガラスにおでこをつけた そうだね あまりにも 星と星が 離れすぎてたからね 次は球状星団 ..
-
夢銀河2 ~旅は始まる~きっと 誰にも聞こえない か細い汽笛が響く あなたを乗せて輝く世界へ 走り出す 冬の夜の街を足元に 寝静まった街の灯りを後に 窓から見下ろす世界は まるで覗き込む宝石箱 ..