記事「ポエム」 の 検索結果 3080 件
-
眠れぬ夜には眠れぬ夜には その声を聞かせて 電話ではなく そばに来て その声を 眠れぬ夜には その腕で抱きしめて 気配だけじゃなく そばに来て 温もりを 月にかかる雲が..
-
冬の渚にて ~あの夏の日を~肌寒の風を少し 懐に招き入れて ぼくは西の空を じっと眺めてる 鈍色の海鳴りと 風に逆らう鴎 松の針葉から 冬が生まれてくる 悲しみに 心が軋んで たわみすぎて..
-
レースフラワー小さな花びらに唇寄せて囁く 「幸せはどんな色なの?」 花はただ窓辺の冬日に揺れるだけ 花はただ窓辺の冬日に揺れるだけ 息巻いていきなりやって来たあなた 小さな鉢植え一..
-
秋の色「秋の色は何色?」 あの日君は尋ねたね 答えを探しあぐねて ぼくは言葉を失った 今なら答えられるよ 君はここにいないけど だから風に乗せて教えてあげる 君..
-
紅楓さみだれゆくは 我が心 一重咲きの夢 散りゆくは 淡き恋 それと 紅楓
-
三千院にて院へと導く路は 清流沿いの路 秋が染め抜く 木の葉を踏みしめ行けば 水音は清しく さやけき風は また 心 密かに 揺らめかせつつ往く 恋は偽るもの 夢は儚..
-
晩秋冬へと急ぐ小道を行けば 竹林に風が往く あなたのその黒髪に 涙雨 ひとつ ふたつ 思えば 幾度 こんな風に 涙道を歩いたろう 互いの髪に 霜が降り 掌の..
-
宇宙(そら)の約束切なさが 哀しみが 心の縁から溢れそうなら 星空見上げて 涙 流せばいい 緩やかに流れ去る 銀河の星の向こう側に やがて来る新しい日が もう待っている 涙の星空..
-
小道冬枯れ間近の 木立をすり抜けて あなたへと繋がる 小道を行けば 穏やかな陽射しの その向こう側から 哀しさと迷いが 寄り添ってくる 言葉を尽くしても 想いを並..
-
晩夏 (黄昏のとき)木漏れ日の色が 優しくなってきた ひよめきを見つめる 母の眼差しに似て 暮れなずむ空が 茜色に染まる 雲はオレンジ色 なにより煌く風 せめて 夏のあの日まで ..
-
季節の重ね塗り黄昏てゆく夏 なりをひそめる風 いつしか遠のいた 町に降る蝉時雨 ほどけ始めた秋 匂いが変わる風 緩やかに始まる 季節の重ね塗り
-
青白い月青白い月が こぼした雫 心の水面に 細波を起こした 住み慣れた町にさよなら 大好きだった風景は忘れない 親しい友にもさよなら みんないつも優しかったよ..