記事「ポエム」 の 検索結果 3080 件
-
遠雷黄昏れてゆく窓で 雨粒が宝石に変わる ぼくは黙って海を見てる 潮騒が遠く聞こえる あなたを忘れたわけじゃない 面影失ったわけじゃない だって今でも夜に隠れて ..
-
知らない全天に星をいただく 漆黒の宇宙から見たら 地球がどれだけ小さいか わたしは知っている 見上げればそこにある 繋ぎ目のない空が なぜ青く見えるか わたしは知っている ..
-
いつか来た道 通る道この道は いつか来た道 ああ そうだよ あかしやの花が咲いてる 黄昏が降りてきて この丘を包み込む頃 ぼくはいつでも思い出す ..
-
ドアに体を預けてビルの森を抜ける列車の 揺れるドアに体を預けたまま 窓の外を流れる景色見ながら 尽きせぬ走馬灯の影絵を夢見る 誰かがあげた華やいだ笑いに 懐かしい君の笑い声を重ねた けれどあん..
-
雨に泣く雨に泣く 朱門の紅を くぐりながら 君は傘を揺らす 小ぬか雨 震える松の葉が 雫ひとつ 抱えながら揺れる 儚げに 見える後姿が とても小さく 思えるのは ..
-
各駅停車わたしやっぱり 各駅停車にしたわ なるべくゆっくり 遠ざかりたいから あなたの 優しげな微笑から 耳に心地よい 丸みを帯びた声から 駅に停まるたびに 思い出一..
-
アルストロメリア君が好きだった アルストロメリアの花が つぼみを少しずつ 膨らませています この花が美しく咲くたびに ぼくは今も君を思い出します 大きな思い出より 微かな仕草や ..
-
春風に誘われて PartⅡ桜の花が咲く 小高い丘を登れば 見下ろす町は まるでミニチュアの世界 特徴的な色 あの屋根の下では 毎日あなたが 寝起きしているはず 雲雀のさえずりが 微かに空を..
-
心の揺らめきは人は産まれてから 幾度 「ありがとう」 と言うのだろう 透き通る青空見上げて 幾度 涙を流すだろう 人は産まれてから 幾度 「さようなら」 を言うのだろう 暮れなずむ空の紫に ..
-
縁切寺花見小路を抜け 八坂の鳥居をくぐる 君の横顔に 涙雨 奉納提灯を 右手に見ながら行けば 君の後れ毛が 微かに揺れる 石塀小路の 密やかな風情に 君の瞳の影が 少し..
-
揺れる風が揺れる 心揺れる 陽だまり揺れる 瞳揺れる
-
春の夜空「あれはおおぐま座」 「こちらはうしかい座」 覚えたての星座を 君は夜空に数えてる それにつられて ぼくも空を見上げる 穏やかな毎日を 彩る春の夜空 恋しいと思える..