記事「ポエム」 の 検索結果 3080 件
-
スノードロップ故郷に帰る君を こうして見送るから そんなに寂しそうな目をしないで 窓向こうの景色が 少しずつ 少しずつ 故郷色に変わるから見ていて 「夢」 という生き物は なんの前触れ..
-
タンポポの綿毛ようやくわたしに追いついた恋 とてもとても長い時間がかかったみたいで 追いつくまでは少しイライラしたりときめいたり その繰り返しで疲れたりもしたけれど ようやく追いついた恋を眺めて..
-
岩清水この歳になって 改めて気付いた 花の美しさと その儚さに それと古い町の 優しい風情と 刻んだ歴史の 芳しい香りにも わかっていた わかっていたつもりだった ..
-
12年 (1.17)朝の気配が差し込む ブラインドを上げてみれば 朝の空は鉛色 折りから降る 涙雨 あの日から あの朝から いくつの季節を見送っただろう ブラインドを上げると言う 普段どおりの日..
-
香月 (かづき)真冬の空に 月が香る 透明な夜気に 月が香る 青白く さらに青白く 真冬の空に 月が香る グラスの縁に バーボンの琥珀に 立ち上る煙草の煙に..
-
昨日のわたしにもしも明日 手紙を書いたら 昨日のわたしに 渡してください あなたの 心の彩りが なぜだか 見えないから もしも明日 雪が積もったら 昨日のわたしを 誘っ..
-
ご挨拶 : 2006年の締めくくり今年もたくさんのアクセスを頂き、本当にありがとうございました。 本年に書いた記事の、アクセストップ5は次のとおりでした。 第1位 デジャブー 114アクセス ..
-
時を下る旅人人はみな 誰でも 一人 一つの舟に乗って 時の河を下る 旅人のようなもので 波にもまれながら 波に抗いながら 戻ることのない旅を 続けている 北風の中で 南風を恋しが..
-
帰郷 ~迎える人~静かに列車が停まる 急にざわめきだすホーム 古びた時計の針が カチリと音を立てて動いた 発車時刻を知らせる アナウンスが耳につく 長い長いホームを 端から一目で見渡す ..
-
戻ってみようかな約束だった 決して忘れないと 春の陽射しの中で 交わした約束 捨てたわけじゃない あの懐かしい町を もっと世界は広いはずだと それを確かめたかった 戻ることが 何か自..
-
星の子守唄更けてゆく夜が 絹の帳を降ろした 雨も上がって 今宵は星が多いみたい 街の灯りが 少し煩いけれど それにも負けない 星の数 かぞえよう 慌てることはない ゆっ..
-
太鼓橋あの夏の日 住吉大社の 太鼓橋渡りながら 欄干の朱に染まる 風を見ていた いつか必ず 待ち人来たると 書かれた御籤を手にして 静けさに頬を染めながら 君は立っていた ..