記事「ポエム」 の 検索結果 3080 件
-
零れ種今年もまた咲きました 庭の片隅に秋桜が 去年の秋にあなたが見つけた 秋桜が咲きました あなたもわたしも 蒔いた覚えのない花 かといって手折るには あまりに美しすぎて 薄..
-
11月薄揺れる原を 縁取るのは秋の空 涙目に映る風 縁取るのは秋の空 遠い夏の記憶を 心の底に沈めて やがてやってくる冬と その向こうの春を占う 今にも時雨れそう ..
-
メロディ PartⅡあなたの涙を音符にして メロディを編んでみました とても不思議なくらい 哀しくて透明で 切なく胸を奮わせる旋律が 瞳に織り成す風景は 波頭を紅く染めた 夕暮れの海のようで..
-
愛しい人 ~世界中の誰よりも~寂しいと言わないで 哀しいと言わないで 世界中の誰よりも 愛しい人 心の色が 翳り始めると 唇から漏れるのは 憂鬱な音色だけ 心の色を 言葉にする前に..
-
10月メランセラの 小さい花が咲いた 窓辺が とても華やかになった 隣の鉢では 終わり間近の露草 最後の紫を 咲かせてる レースのカーテン越しに 秋の陽射しが舞い込み ..
-
秋の風の中秋の海 波打ち際に立って 少し冷たい風に 煙草を燻らせる 秋の空 懐かしい横顔が 急に記憶の底から 浮かんできた 記憶の中の人 忘れたはずの人 懐かしい..
-
いいですかいいですか 明日の朝は必ず来ると 信じながら眠りについても いいですか 穏やかな朝が 明日も必ずやって来ると 信じながら夢にたゆたっても いいですか これか..
-
月明かりに、濡れてみないか濡れてみないか 月明かりに 指の先まで 濡れてみないか 秋の夜長の ほんのひと時 青白く仄かに 濡れてみないか 何処かで集く 虫たちの Sym..
-
心次第秋を誘う雨 冷たい銀の糸 しとしとと音もなく 肌を刺す銀の針 もっとそばにおいで 肩を濡らさぬよう 小さな円の中に 二人身を寄せよう 儚きは日々 暮れなずむ日々 指..
-
駅にて田舎町の無人駅 ひっそりと建つ古びた駅 鄙びた静けさ感じながら 小さな駅舎をくぐれば 彼方から此方へと まっすぐ伸びる鉄の帯が 来る人と去る人を 手招いているようで ..
-
追伸あなたの手紙には いつも追伸があって それがすっかり 当たり前のことで 時折追伸がないと どこか物足りなくて 便箋の裏を見たり 2枚目を探したり 伝えたいことがたく..
-
桜貝海を見下ろす岬に立てば 秋に染まり始めた海 透明すぎる空の青が 波頭を縁取っている その人の名を呼び続ける 痛いほどに軋む心 向かい風が押し戻す この体を こ..