記事「ポエム」 の 検索結果 3138 件
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帰郷 ~迎える人~静かに列車が停まる 急にざわめきだすホーム 古びた時計の針が カチリと音を立てて動いた 発車時刻を知らせる アナウンスが耳につく 長い長いホームを 端から一目で見渡す ..
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戻ってみようかな約束だった 決して忘れないと 春の陽射しの中で 交わした約束 捨てたわけじゃない あの懐かしい町を もっと世界は広いはずだと それを確かめたかった 戻ることが 何か自..
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星の子守唄更けてゆく夜が 絹の帳を降ろした 雨も上がって 今宵は星が多いみたい 街の灯りが 少し煩いけれど それにも負けない 星の数 かぞえよう 慌てることはない ゆっ..
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太鼓橋あの夏の日 住吉大社の 太鼓橋渡りながら 欄干の朱に染まる 風を見ていた いつか必ず 待ち人来たると 書かれた御籤を手にして 静けさに頬を染めながら 君は立っていた ..
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淡い茜雲の西の端が 茜色に染まる頃 突然思い出した 何の前触れもなく 今日は確か 君の誕生日だね また一つ分 人生を生きたね あの頃のぼくは 君で心をいっぱいにしたくて ..
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枝折 (しおり)路の端に居並ぶ 木々の枝に指をかけ 小枝を手折る そっと息を詰めて 喜び 悲しみ 出会いと 別れと 繰り返すたびに 小枝をそっと折る 土に挿し木すれば いつか久遠の春..
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誓い ~おっさんの心の唄~いつも近くにいると言った ずっと傍にいると言った それは確かに真実 紛うことなき真実 人気なく閑散とした 公園のベンチに座って 確かに僕はそう口にした 紛うことなき真実 ..
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2回目 ~ローズ・ティー~思い出したように 時折吹く風の その冷たさに 肩をすくめる カップのぬくもりが 体に沁みてくる マフラーに手を伸ばして ためらってしまう あの日君がくれた シャンプー..
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ローズ・ティーなんとなくそんな予感はしてた いつもより表情に乏しいから 聞こえないくらいの小さな溜息 オープン・カフェには風が戯れる 思いつめた顔で 「さよなら」 ローズ・ティーの湯気がゆらり..
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その名前 ~伯父を想う~昨夜の過ぎた酒が残る重い体で歩く 12月にしてはぬるい風がまとわりつく 今にも雨が落ちてきそうな灰色の空 忙しく行き来する都会人たちは伏目がち いつものタクシー乗り場に肩で息しなが..
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愛を伝えたい昨日見た夢は 君がぼくから去る夢 川面を音もなく滑る 小船のように緩やかに ぼくの知らない誰か その背中に君の髪が 重なって交じり合って 遠ざかる 小さくなる 心のどこ..
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心残りいつか聞いたことがある 祖母の膝の上で 遠い夏の日の 夜の静けさの中で 神様の左のポケット その中身を投げたら 太陽と地球と月が できたんだって 右のポケットには 砂..