記事「ポエム」 の 検索結果 3080 件
-
銀色の光は微かに哀しみをたたえているかのようでクリスマスの時期になると 都会は華やいで いつもは穏やかな ショーウィンドウさえも 煌びやかに着飾ってしまう 色気のない街路樹さえも 明滅する木の葉をつけて 普段は知..
-
秋終枯葉色の絵はがき 郵便箱に一枚 それは 去りゆく秋の置き手紙 足早に 急ぎ足で 瞬く間に走り抜ける その刹那に 置いていったもの カップから立ち上る..
-
また明日この場所に朝がやってきたなら曇り空の向こう側に 広がる青空は その昔 母と見た あの空と同じだろうか 小高い丘の向こう側に 広がる町並みは あの頃 父と見た あの町並みと同じだろうか 遠ざかる景色..
-
もみじ色もみじ色に染まっていく 風も街も もみじ色に染まっていく あの秋の日に 君がくれた楓の葉は 確かにもみじ色だった その色が ぼくの心を染めた ぼくの心はもみじ色でいっぱ..
-
ポインセチア秋へと急ぐ 都会の片隅に ポインセチアの 赤い一群れ 灰色に染まりがちな都会の秋を 縁取っている その情熱の色が 風に乗って 都会を全て染め上げればいいのに ..
-
空が高すぎる空が高すぎる 雲が離れてく 風が動いてる 秋がなびいてる 空が高すぎる 雲が離れてく 風が動いてる 秋が揺れている 頬を染めている 紅い木の葉なら 揺れる..
-
贈り物この手の中に たった一つの あなたからの 贈り物 指の間を 流れて落ちる 砂粒みたい 微笑みは もう 届かない想い 柔らかな眼差し その声 耳元で ..
-
名残傷小さな小さな 名残傷 あの日 あなたが残したもの その傷が あなたを思い出させることもなくなって 傷を見て 懐かしくて微笑むこともできるようになった ..
-
君は何気なく君は何気なく ぼくに馴染んだ 当たり前のように とても自然に 君は何気なく ぼくに馴染んだ 使い慣れたコロンの LAST NOTEのように あるいは 着..
-
風の舞 夢の舞錦空 さやけき風に 梢泣き 散るらむとする 風の舞 灯篭の 赤く揺れるは 水の冴え 散るらむとする 夢の舞 遥かに揺らめく 彼の地はいずこか 指絡め 腕いだき..
-
さよなら街の灯さよなら街の灯 もう二度と来ないね あまりにも美しすぎる この景色を覚えておくね さよなら街の灯 輝いているのは あまりにも美しすぎる 想い出たちの名残灯 あそこ..
-
出すはずのない手紙陽射し溢れる窓際で 便箋にペンを走らせる 出すこともない手紙 それなのに言葉を捜してる 花瓶に活けたラベンダーに 息をかけて揺れるのを見ながら 届くはずのない心 ..