記事「二十四節気」 の 検索結果 2114 件
-
二十節:小雪(初冬):冬の陽だまり冷えた風が募る けれどまだ冬の底でなく 凍えた夜の黒が 町の隅にうずくまる そろそろ懐かしい 炭火の朱色 熾り火の遠い温もり 雪虫はもう舞ったか ..
-
二十節:小雪(初冬):いつかまた どこかで北の大地では もう雪の季節になったと そういえばこの町にも 木枯らしが吹いたらしい 指先が冷たいけど あと少し風に濡れよう 長めのマフラーに 耳元まで埋もれながら..
-
二十節:小雪(初冬):北風のせい入相を迎えて 黒ずんでゆく街 華やぎ明滅するネオンが寂しい そういえば今頃 神農の祭か 鄙びた賑わいが不意に懐かしい ビルの谷間を翔る風は 冬の匂いを仄か..
-
十九節:立冬(初冬):水仙咲くはまだか夜更けた時雨は通り雨 冷たい銀の糸 梢も 月も 凍えているみたい 今年の冬は ことさらに冷たい日々だと 大好きなマフラーを 閑暇から覚ます ..
-
十九節:立冬(初冬):今朝の冬山茶花が今にも咲きそう そんな風情の小道を せせらぎ沿いに歩けば 微かな冬の陽炎 そういえば 故郷の山も急に色づいたと 久しぶりに届いた 母の手紙が教えた ..
-
十九節:立冬(初冬):十日夜十日夜の月の なんて冴えたこと 夜空の原に咲いているよう 十日夜の月の なんて冴えたこと 初冬の夜に凍りついている 冷え冷えとしている 爽やかなほどに ..
-
十八節:霜降(晩秋):御火焚足早に秋を急ぐ 霜月の夜に 御火焚の紅が息をする 遠ざかるのみの 記憶の底で追う面差しなら わかっているはず あなたの幸を ただそれのみを祈るのは ..
-
十八節:霜降(晩秋):小雨そぼ降る小雨そぼ降る 古都の町に 傘の花を開いた 雨だれの音さえも しんと冷えている ようやく進んだ 紅葉の彩 濡れてもなお華やか 行秋の深まりが 次の季..
-
十八節:霜降(晩秋):秋の朝秋の朝 テーブルにクルミ 穏やかな静謐が転がっている 季節の境目 揺らぐ朝の光 秋は深まってゆくばかり
-
十七節:寒露(晩秋):釣瓶落とし釣瓶落としの秋の日 公園の君が指をさす あけびの小さな実を見つけたから そういうものを見つけるのが 得意だったよね 昔から 水辺に同化したカメを探すとかね ..
-
十七節:寒露(晩秋):十三夜寒露の晩の十三夜 渡りの鳥の入れ替わり 振り仰ぐ夜に 冴え渡る月光 後月のなんて清かなこと 思い慣れにし 哀し 降り注ぐ月に 抱かれて祈り刻む 思い..
-
十七節:寒露(晩秋):菊菊の節句の華やかは 通り雨の中 か細い雫は 薄青い靄のよう 心を添えた言葉は 届く前に落ちる 小説じみた恋など もう二度といらない 懐かしい面差しは..