記事「人生」 の 検索結果 25723 件
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「空」を想う小鳥の声に目を覚ました。昨夜の問題は解けない。 ……。 早い夕方。中華料理店で椎茸炒麺を注文して、キープしていた焼酎を出させ、しばらくの時を過ごした。腹が減っていたわけでもなく、酒が飲みた..
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白い光――泥沼から這いあがって心に余裕がなければ、よく生きることはできない。その心さえ無いときは、死んでいるに等しい。いや、それでも生きていなければならないのは、地獄にいるのと変わらない。 ――不意打ちを喰らった鬱状態から少..
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空白の日――つげ義春を読みながらなすことなく一日がすぎてゆく……。 目に映るもの。その微かな刺激に誘発されて身体を動かす。己のかすかな欲望を増幅させて何事かをする。その連続。 ヒトとして最低限のことしかできない。食欲がな..
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節煙の事情・禁煙のコツこのところ少し我慢して、10本入りの両切り煙草を1日1箱とすることにして、ようよう身体が慣れつつある。以前は日に2箱でも足りないこともあった。 吸い始めたのは、数年前のことである。うつ状..
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涼風――梅雨の晴れ間夜も更けてきた。思い出したように、窓から涼しい風がかすかに流れてくる。 梅雨に入って久しぶりに暑かったこの日、力なく勤めを早帰りしての午後、寝台のある部屋の日当たりを避けて、居間の床に転..
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菊の「芯止め」「芯止め」という言葉があるかどうか、菊を栽培するに当たってそのようなことをするのかどうか、知らない。だが、鉢に植えていた菊の苗は順調に丈を伸ばし、鉢とつり合いがとれなくなったので、涙を飲んでその成長を..
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紫陽花の頃友が去って後、明りのない部屋に“What a Wonderful World”が静かに流れる。ぽっかり空いた家の中にわたし独り取り残されて。 雨の一日、このまま暮れるか……。朝も昼も..
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横浜野毛 雨の日はレバ炒めにしよう電車の中でしか本を読めないので、あてどなく電車に乗り、読みさしの短編のあとをたどった。藤沢周平。途中で、 「野毛に行こう……」 ..
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TVドラマを観る――“不機嫌な果実”と“ランチの女王”これまでテレビドラマは、まず観たことがなかった。恋だ愛だ、不倫だ浮気だ――そういった、人の世の、男と女のドロドロした関係は、現実の問題に比べたら、他愛ないもので、そんな架空の「劇」よりも「現実」に対処..
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深夜三時。森昌子、再デビュー盤夜半ふと目が覚めて時計を見ると三時過ぎ。 「シメシメ、始まっている――」と、ラジオをつける。ニッポン放送、「オールナイト・ニッポン・エ..
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菊の兄弟ひとつの鉢に四本挿した菊の芽は、いま三本になっている。はじめは、少し水けが引くとすぐにしおれた。どうしても回復しない芽を二本、哀れさに堪えなかったが、やむなく間引いた。死んだ赤子を葬る心持。そこにまた..
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肥料――ポトスとコーヒーの木の葉、生まれ変わる前に住んでいた家の机の上には貧弱なポトスの鉢があり、ただ置いて水だけをやっていた。その鉢を買い求めたのか、それとも、芽を挿したものかすら忘れている。普通は液体肥料をやるのだろうが、面倒なので放って置い..