記事「受験」 の 検索結果 9673 件
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1997年東大前期・国語第一問「歴史と物語」坂本多加雄『象徴天皇制度と日本の来歴』より出典。 【内容】 ある人物についての物語が、なによりも当の本人を満足させなければならない場合とは、どのような場合であろうか。それは、自分が不確かな未来や危..
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1998年東大前期・国語第五問「時間」檜山哲彦『時の巨人』より出典。 【内容】 さして用があるわけでもないのに、なにやら腰の落ち着かない年の瀬になると、毎年きまって思い出す句がある。 年を以て巨人としたり歩み去る 作者は高浜虚子だ..
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1998年東大前期・国語第二問「社会人」赤瀬川原平『社会人原論』より出典。 【内容】 社会人は領収書をもらう。社会人がなぜ領収書をもらうのかというと、税金を払っているからである。領収書がないと仕事上の必要経費として認めてもらえず、自分の..
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1998年東大前期・国語第一問「脳死」西谷修「問われる『身体』の生命」(『朝日新聞』1992年1月28日夕刊〈変わるか死生観「脳死臨調」答申に思う〉)より出典。 【内容】 ふつう死は、心臓が停止して血流がとだえ、それに続く全身の生命活..
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1999年東大前期・国語第五問「短型詩」柳沢桂子『生と死が創るもの』より出典。 【内容】 俳句や短歌は不思議な詩型である。短い言葉のなかに、長い言葉よりも広い世界を表現することができる。長い詩型が言葉によってすべてを限定するのに対して、..
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1999年東大前期・国語第二問「青春論」安部公房『砂漠の思想』より出典。 【内容】 これまで日本では青春は不当に買いかぶられるか、不当に抑圧を強いられてきたと思う。しかし、よく考えてみれば、どちらも青春は清純なものだという固定観念のうえ..
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1999年東大前期・国語第一問「身体論」鷲田清一『普通をだれも教えてくれない』より出典。 【内容】 身体はひとつの物質体であることは間違いないが、他の物質体とは異質な現われ方をする。 たとえば、身体が正常に機能しているとき、ほとんど意..
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東大現代文・受験現代文での出題者の意図東大国語の現代文を読むときに注意してほしいことは、どんなに反発したい内容であっても反発しないで、賛成しながら読むということである。これは東大現代文に限らず、どの大学の現代文にもいえることだが、受験生で..
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2000年東大前期・国語第四問「言葉」三木卓『海辺の博物館』より出典。 【内容要約】 窓の向こうには丘がある。この数年、この丘をながめながら仕事をしていたから、この丘の変化は分かったつもりでいた。それでも見落としているものを発見したり..
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2000年東大前期・国語第一問「環境問題」加茂直樹『社会哲学の現代的展開』の中の「環境保護は何を意味するか」より出典。 【内容要約】 環境問題を取り上げるとき、環境保護は当然のことと考えられている。しかし「環境の保護」という言葉を、みんな..
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2001年東大前期・国語第四問「携帯電話」岡部隆志『言葉の重力』より出典。 【内容要約】 携帯電話を通した会話は、独り言の掛け合いではないだろうか。会話の中に特に伝えたいことを強調するポイントがなく、ただ自分のことをとりとめもなくしゃべっ..
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2001年東大前期・国語第一問「母国語」リービ英雄「ぼくの日本語遍歴」(『新潮』2000年5月号)より出典。 【内容要約】 ぼくが「星条旗の聞こえない部屋」を発表してから、なぜ母国語の英語ではなく日本語で書いたのか聞かれた。その質問の中..