記事「受験」 の 検索結果 9673 件
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2002年東大前期・国語第四問「解釈学・系譜学・考古学」永井均『転校生とブラック・ジャック』の中の「解釈学・系譜学・考古学」より出典。 【問題文】 幸福の青い鳥を探す長い旅から帰ったとき、チルチルとミチルは、もともと家にいた青い鳥が青いことに気づく..
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2002年東大前期・国語第一問「生と死」村上陽一郎『生と死への眼差し』の中の「死すべきものとしての人間」より出典。 【内容要約】 一人称の死は、生きているかぎり決して体験されることのない、未知のものである。それは論理的には知りえないもの..
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東大国語・現代文対策東大現代文を受験テクニックで解くことができないことは、予備校・青本・赤本の模範解答に誤りが多いことでも分かる。それを正しいと信じている受験生があまりりにかわいそうだと思い、佐々木哲学校ブログ版で東大前..
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2003年東大前期・国語第四問「詩作と引用」篠原資明『言の葉の交通論』の中の「Ⅰ詩的言語への交通論 詩と痕跡過剰性」より出典。 【内容要約】 作品の背後には過去の無数の作品がある。それだけでも十分に痕跡の過剰について語ることができる。しかし..
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2003年東大前期・国語第一問「民俗宗教・靖国問題」小松和彦「ノロイ・タタリ・イワイ」(山折哲雄・川村邦光編『民俗宗教を学ぶ人たちのために』)より出典。 【内容要約】 民俗宗教において、祟りの信仰は大きな比重を占めている。それは広い意味での「世間の..
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東大現代文・解答例の連載について予備校・赤本・青本の模範解答が不十分であるため、今後も『東大入試で哲学』の連載を続けていきます。今年度の受験生がアクセスしているのであれば、急がれるでしょうから、間をあけずに連載していくことにします。..
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絶望と希望2004年東大入試前期国語第四問は、多木浩二の『写真論集成』より出典。「世界は存在し、かつ人間も存在している」と述べているように、世界と人間の実在を認めたうえで、世界と人間のズレに注目している。評論文..
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2004年東大前期・国語第四問「写真」多木浩二『写真論集成』より出典。 【内容要約】 「写真になにが可能か」と自問すると、質疑応答に見られるような答えというよりも、ほとんど肉体的反応ともいえる二通りの答えが生じてくる。 ひとつは、現..
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個性2004年東大入試・国語第一問の問題文の内容は、「個の没落」という言葉でも分かるように、悲観的な相対主義である。しかし、確固たる個がないということを積極的に評価することもできる。 個性とはいっても、..
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2004年東大前期・国語第一問「個の没落」伊藤徹の『柳宗悦 手としての人間』より出典。 【内容要約】 判断の基盤としての個人の没落は、環境問題を例に挙げると分かりやすい。未来の世代の権利を侵害していると考えて、現在の個人の欲望を制限するこ..
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見ているものと見ていないものこれは、2005年東大入試前期の問題で引用された小池昌代「背・背なか・背後」を、わたしの経験・研究と照らし合わせて解釈+拡張したものだ。 だれも自分の背中を見ることはできない。だから自分の後ろで他人..
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2005年東大前期・国語第四問「背・背なか・背後」小池昌代「背・背なか・背後」(岩波書店『図書』二〇〇四年七月号)より出典。 【内容要約】 待ち合わせ場所で待っている相手に近づくとき、そのひとが後ろ向きだったら、どんなふうに声をかけようか迷う。ひ..