記事「安岡正篤」 の 検索結果 308 件
-
【傳家寳(でんかほう)】一、我が幸福は祖先の遺恵、子孫の禍福(かふく)は、我が平生(へいぜい)の所行にあること、已(すで)に現代の諸学にも明らかなり。 二、平生・己(おのれ)を省(かえり)み、過(あやま)ちを改め、事理..
-
【五美】人を恵んで厭味(いやみ)なく、 労して怨(うら)みず、 欲して貪(むさぼ)らず、 泰(ゆた)かで驕(おご)らず、 威あって猛(たけ)からず―と。 (論語・堯日[ぎょうえつ]) 人は誠に..
-
【五善】人として常に何が善かを問い、 親しい仲を問い、 礼儀を尽すことを問い、 政治の要を問い、 患難(かんなん)を問う。 (左伝[さでん]・襄公[じょうこう]) これ実に人間味豊かな五善..
-
【五悪】盗賊より悪質な五つの問題がある。 仕事がよく出来て、心険(けわ)しいものが一。 行が偏向して、しかも頑固(がんこ)なものが二。 言うことが実は偽で、しかも口が達者なのが三。 くだらぬことば..
-
【聞き上手の活学】話し上手より聞き上手ということがある。 自分が接するあらゆる人から、その専門の智識(ちしき)体験をきき、わがものにすることが出来れば活学というべきだ。 『安岡正篤一日一言―心を養い、生を養..
-
【成功は苦辛の日に】先賢が教えてくれている――愚はよく他の欠点を挙げるが、自己の欠点を知らない。 話はうまいが、行いはつまらぬ。 若い時はうかうかして過ぎ、壮時(そうじ)にはせかせか動き廻(まわ)り、老年には..
-
【死後に残るもの】一人物の死後に残り、思い出となるのは地位でも財産でも名誉でもない。 こんな人だった。 こういう嬉しい所のあった人だというその人自身、言い換えればその人の心・精神・言動である。 このこ..
-
【「恩」に生きる】口――環境と、大――人の手足を伸ばした相と、心とより成るものが「恩」の字です。 何のおかげでこのように大きく存在しておるかと思う心が恩を知ることです。 われわれは天地の恩、人間の恩、道の恩..
-
【入道】富貴(ふうき)の地位、つまり支配的・指導的地位に、いつまでもしがみついているということは芳(かんば)しからぬことである。 いい年になったら早く後継者にその地位・財産を譲って、真実の生活に入るべき..
-
【自然訓】一、人は一つの自然である。 われわれは自然の如(ごと)く真実でなければならぬ。 一、自然はすこやか(健)である。 われわれも常に怠(おこた)ることなく努めよう。 一、自然は造化である。..
-
【道徳の本義】道徳というものは、非常に誤解されておりますが、その本義は、単なる動物的生活ではなくて、意識・精神・霊魂を持った高級な人間の生命活動を言うのであって、道徳によってはじめて人間は存在し、生活し、発達するこ..
-
【器量と辞令】「あれは器量人だ」という言葉が通俗用語になっておりますが、これは人間の具体的存在を器という字で表現しているもので、人間の大きさ、深さを量(はか)る言葉として用いている言葉であります。 あれは頭が..