記事「安岡正篤」 の 検索結果 308 件
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【政治の四患 1】政治について古来からいわれている四患(かん)――四つの病弊(びょうへい)がある。 第一は偽である。 うそ、いつわりは小事ではすぐわかるが、社会、公共のことになると段々真偽が紛(まぎら)わしくな..
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【家庭訓 2 】[親族に] 一、随時、物を贈る (盆暮でなく、気がついたときに心のこもった贈物をする)。 二、事無くして偶々(たまたま)訪(おとな)う (用事のないときでもふらりと寄ってみ..
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【家庭訓 1 】[妻は夫に] 一、先んじて起く。 二、後(おく)れて臥(ふ)す。 三、和言す(なごやかにもの言う)。 四、意に先んじて旨(むね))を承(う)く (言われぬ先に夫の希望するところをのみ込む)。..
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シンプルな生活を目指す良寛のように、何もない 最低の道具で生活を楽しみたい年齢になってきた。世の出世出世とする慾もなく、せいぜい花をみて、愛でてこの花を飾っておきたいとする心があるくらい。そんな生活をしてみたいものである。..
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【感激の対象】断えず熱中する問題を持つこと、即(すなわ)ち感激の対象を持つことだ。 子供が大病の時、父母は飲食が咽喉(のど)を通らないということは、誰しもが経験することだ。 これは固(もと)より好ましい..
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【眼識 1 】人間というものは妙なもので、内省を深めるようになると中味ができてきますから、自(おのずか)ら風采(ふうさい)、態度が変ってくる。 即(すなわ)ち大分できてきたなということがわかる。 といっ..
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【人を観る】要するに人を離れて事は無い。 為政者は天下の為に士を重んぜねばならぬ。 それではいかにしてその士を識ることが出来るか。 人を観るには通常五の要点がある。 すなわち容貌姿態(したい)..
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【敬は道】敬という心は、言い換えれば少しでも高く尊い境地に進もう、偉大なるものに近づこうという心である。 したがってそれは同時に自ら反省し、自らの至らざる点を恥ずる心になる。 省(かえり)みて自ら懼..
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【礼と義】総(すべ)て生きとし生けるものはみな体を具(そな)えている。 すなわち全体的存在なのであって、部分を雑然として集めたものではない。無数の部分から成り立っている全体である。 此(こ)の全体と..
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【青年の精神】おとなを恥じさせるような純真さ、若々しい情熱と気魄(きはく)、不羈奔放(ふきほんぽう)な理想と寝食も忘れる勉強ぶりと偉大な人物に私淑(ししゅく)し、万巻の書を読み、師友を求め、名山大川に遊び、酔生夢死..
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【緑のオアシス】要するに、人々が己(おの)れ一人を無力なもの、ごまめの歯ぎしりと思わず、如何(いか)に自分の存在が些細(ささい)なものであっても、それは悉(ことごと)く人々、社会に関連していることを体認して、まず自ら..
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【真の教養】およそ真の教養とは、人類の有する偉大な著作に親しむことによって得るものです。 そこで昔から優れた定評のある良い書物を少しずつ読むことであります。 人間としての教養の書、人としての哲学の書、..